1対1で戦う大人気格闘ゲーム「STREET FIGHTER 6(ストリートファイター6)」をより快適にプレイするためには、自分に合ったコントローラー選びが重要です。中でも、近年注目を集めているのがレバーレスコントローラー。従来のアーケードスティックとは異なり、スティックを省いた独自の操作性で、多くのプロゲーマーや上級プレイヤーに支持されています。
「せっかく購入するなら、自分のプレイスタイルに合った高性能なものを選びたい」と思いませんか?
この記事では、レバーレスコントローラーの基本情報やメリット・デメリットを解説しながら、2024年にスト6をプレイする上でおすすめの10選をご紹介します。選び方のポイントも詳しく解説するので、ぜひ参考にして最適なコントローラーを見つけてみてください。
レバーレスコントローラーとは?
レバーレスコントローラーとは、従来のアーケードスティックの「レバー部分」をボタン操作に置き換えた特殊なコントローラーのことです。
海外では「Hit Box」と呼ばれる形式が元祖で、日本でも「ボタン式アーケードコントローラー」や「アケコン」として徐々に浸透しています。このコントローラーは、格闘ゲームを中心に活用され、特にストリートファイターシリーズのような精密な入力を求められるゲームで高い人気を誇っています。
レバーレスコントローラーの特徴
レバーレスコントローラーの最大の特徴は、スティック操作を廃し、方向入力をすべてボタンで行う点です。これにより、従来のアーケードスティックでは難しい正確な操作や高速な入力が可能となります。方向ボタンは通常、左手側に配置されており、上下左右の入力をそれぞれ独立したボタンで担当します。このシンプルな構造が、格闘ゲームで求められる精密なコマンド入力に最適です。
さらに、ボタン操作による方向入力は、入力ミスを大幅に減らす効果があります。例えば、斜め入力を意図せず入れてしまう誤操作がスティックでは起こりがちですが、レバーレスでは意図的にボタンを押さない限り誤入力は発生しません。また、物理的な移動距離が少ないため、指を使った操作がスムーズで、連続入力がスティックよりも迅速に行えるのも魅力です。
レバーレスと従来のアーケードコントローラーの違い
レバーレスコントローラーと従来のアーケードコントローラー(いわゆる「アケコン」)の最大の違いは、操作方法にあります。アーケードコントローラーでは、左手でレバーを操作して方向を入力し、右手でボタンを押すという形が一般的です。一方で、レバーレスコントローラーはレバーの代わりにボタンを採用しており、左手の指で方向入力を担当します。
この違いによって、以下のようなメリットとデメリットが生じます。
操作精度と速度の違い
レバーレスコントローラーは、方向入力をボタンで行うため、スティックを動かす物理的な移動距離が不要です。その結果、入力速度が速く、細かいコマンドを正確に入力できます。例えば、格闘ゲームで重要な「昇龍拳コマンド」や「素早い方向切り替え」がスムーズに行える点は大きな利点です。
一方、アーケードコントローラーは、スティック操作の「感覚的な入力」が可能で、直感的にプレイしたいユーザーに向いています。
操作の習得難易度
レバーレスコントローラーは、スティック操作に慣れたプレイヤーにとって新しい学習曲線を伴います。特に、方向入力を指先で行う感覚を身につけるまでには時間がかかることがあります。
一方、アーケードコントローラーは従来のゲーセン文化を反映しており、多くのプレイヤーにとって馴染みやすい操作方法です。
持ち運びや耐久性の違い
レバーレスコントローラーは、構造がシンプルで軽量なモデルが多いため、持ち運びやすい点が特徴です。これに対して、アーケードコントローラーはスティック部分が外部に突き出していることが多く、収納や持ち運びには注意が必要です。また、スティック部分が消耗しやすいのに対し、レバーレスは消耗部品が少なく、耐久性が高いとされています。
レバーレスコントローラーのメリットとデメリット
レバーレスコントローラーは、その独特な操作性と機能性から、多くのゲーマーに注目されています。
一方で、メリットばかりではなく、デメリットも存在します。この記事では、レバーレスコントローラーを検討する際に知っておくべき利点と課題について詳しく解説します。
メリット
入力精度の向上
レバーレスコントローラーの最大のメリットの一つが、入力精度の向上です。方向入力がボタンで行えるため、スティック操作特有の入力ミスや意図しない斜め入力を防ぐことができます。例えば、格闘ゲームで頻繁に使用される「昇龍拳コマンド」や「ガード方向の素早い切り替え」など、複雑な操作でもミスなく行えるのが特徴です。
さらに、入力速度が速い点も大きな利点です。スティックを動かす物理的な距離が不要なため、わずかなタイミングの差が勝敗を分ける場面で大いに役立ちます。
持ち運びやすさ
レバーレスコントローラーは、一般的にスリムで軽量なデザインが採用されているため、持ち運びが容易です。スティックがない分、かさばらず、カバンやケースにも収まりやすいのが特徴です。プロゲーマーが大会に持ち込む際や、友人宅でプレイするときなど、持ち運びやすさは大きな利便性を発揮します。
また、フラットなデザインのため、移動中に破損しにくいという点もメリットです。
カスタマイズ性
レバーレスコントローラーは、カスタマイズ性の高さでも注目されています。ボタン配置や基板の交換、さらに天板のデザインを自分好みに変更できるモデルも多く、プレイヤーの好みに合わせて自在に調整可能です。
また、多くのレバーレスコントローラーは、内部構造がシンプルで、部品交換やメンテナンスが容易です。例えば、長期間の使用でボタンが劣化しても、容易に交換できる設計が主流です。こうしたカスタマイズ性は、ゲーマーにとって大きな魅力となり、ゲームプレイの満足度をさらに高めてくれます。
デメリット
習得に時間がかかる
レバーレスコントローラーは、スティック操作に慣れているプレイヤーにとって、最初は習得が難しいと感じることが多いです。従来のスティック操作とは異なり、方向入力をボタンで行うため、慣れるまでに新しい指の動かし方や入力感覚を身につける必要があります。
例えば、特定のコマンド入力ではスティックを倒す「感覚的な操作」が使えないため、指でボタンを押す正確なタイミングを覚える必要があります。特に初心者やスティック操作歴が長いプレイヤーにとっては、慣れるまでに相応の練習時間が必要です。
高価格帯の商品が多い
レバーレスコントローラーは、一般的なコントローラーやアーケードスティックと比較して高価なものが多いです。特に高性能なモデルや公式ライセンスを取得した製品は、数万円を超える価格設定が一般的です。これにより、初心者やカジュアルプレイヤーにとっては購入をためらう要因となることがあります。
また、安価なモデルも存在しますが、品質や耐久性が劣る場合が多く、結局は高性能なモデルを買い直すことになる場合もあります。そのため、初めて購入する場合は、価格と性能のバランスを慎重に見極めることが重要です。
対応ハードの確認が必要
レバーレスコントローラーは製品ごとに対応プラットフォームが異なるため、購入時に注意が必要です。例えば、PlayStationやXbox、PCなど、特定のハードにしか対応していない製品が多く、対応ハードを誤るとゲームがプレイできない可能性があります。
また、一部の製品では、異なるプラットフォームで使用する際に「コンバーター」や「アダプター」が必要となる場合があります。これらのアクセサリを追加購入する必要がある場合、さらなる出費が発生するため、対応ハードを事前にしっかり確認することが重要です。
レバーレスコントローラーの選び方
レバーレスコントローラーを選ぶ際には、自分のプレイスタイルや環境に合った製品を見つけることが重要です。市場にはさまざまなモデルが存在し、性能や特徴も多岐にわたります。適切な選択をするためには、いくつかのポイントを押さえる必要があります。
ここでは、レバーレスコントローラー選びで重視すべき5つの要素について詳しく解説します。初心者から上級者まで、誰でも参考にできる内容となっていますので、ぜひ購入時の参考にしてください。
対応機種を確認する
アケコンを選ぶ際、最初に確認すべきポイントは「対応機種」です。ストリートファイター6をプレイする場合、対応するプラットフォームを事前に確認することで、購入後のトラブルを避けられます。
- 主な対応プラットフォーム
- PlayStation系:PS5やPS4に対応したモデル。
- PC:USB接続やBluetoothでPCに対応するモデル。
- Xbox系:Xbox Series X/SやXbox One用のモデル。
- マルチプラットフォーム対応:複数のデバイスで使用可能な汎用モデル。
- 注意点
- コンソール向けのアケコンがPCで使用できない場合があります。
一部のモデルは追加のドライバが必要になることもあります。
- コンソール向けのアケコンがPCで使用できない場合があります。
対応機種の確認を怠ると、せっかく購入したアケコンが使用できないという事態になりかねません。ゲームに使用するプラットフォームを確認して選びましょう。
操作性を重視する
レバーレスコントローラーの操作感を大きく左右するのがボタン配置とその数です。特に格闘ゲームでは、適切なボタン配置が快適なプレイ体験に直結します。一般的に、8ボタン配置が標準ですが、12ボタンや14ボタンといった追加ボタンを備えたモデルもあります。
重要なのは、自分がプレイするゲームで必要なボタンがすべて使えるかどうかを確認することです。たとえば、格闘ゲームでは攻撃ボタン以外にも、便利なマクロやショートカットボタンを設定できると操作の効率が上がります。一方で、ボタン数が多すぎると混乱する場合もあるため、適度な配置が重要です。
サイズと重量を考慮する
アケコンのサイズと重量も選択の重要なポイントです。これらはプレイ環境や持ち運びの頻度に応じて最適なモデルが異なります。
- サイズ
- フルサイズモデルは広いボタン配置で安定感があるため、机置きに適しています。
- コンパクトモデルは軽量で持ち運びに便利ですが、操作スペースが狭くなる場合があります。
- 重量
- 重量のあるモデルは膝置きでも安定しやすく、プレイ中にズレにくい。
- 軽量モデルは持ち運びやすい反面、激しい操作で動きやすい可能性があります。
カスタマイズ性とメンテナンス性
レバーレスコントローラーの魅力の一つが、カスタマイズ性と拡張性の高さです。多くの製品が、天板デザインの変更やボタンの交換、基板のアップグレードなどに対応しています。これにより、自分だけのオリジナル仕様に仕上げることが可能です。
たとえば、ボタンの色や種類を変更することで、見た目だけでなく押し心地も自分好みに調整できます。また、一部のモデルでは基板を交換することで対応プラットフォームを増やすことができるため、複数のゲーム機を所有しているユーザーには特に便利です。
価格帯とコストパフォーマンス
アケコンの価格帯は幅広く、エントリーモデルからハイエンドモデルまでさまざまです。予算やプレイスタイルに応じて、コストパフォーマンスの良い製品を選びましょう。
- エントリーモデル(~1万円)
- 初心者に最適な価格帯。基本的な機能が揃っています。
- ミドルレンジモデル(1~2万円)
- 品質と価格のバランスが良い製品が多い。
- ハイエンドモデル(3万円~)
- プロゲーマーや大会向けの高性能モデル。
価格だけでなく、耐久性や機能性も考慮して選ぶことで、より満足度の高い買い物ができます。初心者はまずエントリーモデルから試し、慣れてきたら上位モデルにステップアップするのも良いと思います。
スト6におすすめのレバーレスコントローラー10選
ストリートファイター6(スト6)を最大限に楽しむためには、自分に合ったレバーレスコントローラーを選ぶことが重要です。市場にはさまざまな特徴や性能を持つモデルが存在し、用途や予算に応じて最適な選択が可能です。
ここでは、スト6におすすめのレバーレスコントローラーを厳選して10個をご紹介します。それぞれの特徴、メリット、デメリットを詳しく解説しますので、自分に最適な1台を見つける参考にしてください。
RAZER KITSUNE
Razer Kitsuneは、通常モデルのレバーレスアーケードコントローラーです。
ジョイスティックから4つの方向ボタンへと変えたこのコントローラーでは、従来のファイトスティックでありがちな入力エラーの心配がなく、瞬時のチャージから複雑なモーションの滑らかな実行まで歯切れの良いプレイを可能にしています。
Hit Box
Hit Boxは、レバーレスゲームコントローラーです。ハードな使用にも耐えられる丈夫な金属ケースとプレキシガラスで作られています。
スティックの操作による入力ミスや無駄を一切排除し、指先全体を使ったタイピング方式のコマンド入力に変換することで、より早くより正確な操作を実現しています。
JunkFood SnackBox MICRO
JunkFood SnackBox MICROは、軽量・高速ボタンのレバーレスコントローラーです。コンパクトかつスリムなデザインでバッグに気軽に入れて持ち運びでき、収納もスペースを取らずに保管可能です。
PCだけでなく、PS5、PS4、PS3、Nintendo Switch、Android、Steam Deckなど様々な機種と接続できるので、それぞれのプラットフォームで対戦格闘ゲームをプレイすることができます。
PUNK WORK SHOP
PUNKWORKSHOP レバーレスは、レバーレスコントローラーです。競技シーンでの使用を目的とした、より迅速な入力を可能にする新型超低ストロークボタン、PUNK WORKSHOP PRO BUTTONを搭載。
PCゲーム用に最適化された、PUNK WORKSHOPオリジナルファームウェアを搭載したチップ(PKB)を使用しています。
Victrix Pro FS-12
Victrix PDP Pro FS-12は、超耐久設計のカスタムメイドのアーケードファイトスティックコントローラーです。航空機なみの耐久性を誇る1枚のアルミニウムから制作。
人間工学に基づいたボタンレイアウト、6.28°の手首部分の傾斜、背面にある内蔵フォームラップパッドにより、快適な操作性になっています。
JZW-Shop Haute42 Haute pad M16-Black
JZW-Shop Haute42 Haute pad M16-Blackは、スティックの操作による入力ミスや無駄を一切排除し、指先全体を使ったタイピング方式のコマンド入力に変換できる話題のレバーレスコントローラーです。
ボタンはホットスワップ対応で、本体の開閉が不要、易くスイッチやキーキャップを交換してカスタマイズ可能です、ボタンの摩耗も気にしなくてよいです。
JZW-Shop Haute42 薄型ロープロ13ボタン
JZW-Shop Haute42 薄型ロープロ13ボタンは、薄型で天板広め、ロープロファイルのスイッチを搭載した16ボタンのレバーレスコントローラーです。
従来のファイトスティックを超え、格闘ゲームにはすばやく操作できるレバーレスタイプがおすすめです。RGB照明効果を備えた透明なアクリル素材で、お好みのイラストを入れてDIY可能、発光パターンは4種類、配色は概ね好きな色に設定でき、ボタンを押した時だけ別の色に光らせることも可能です。
SAGAKLABS. STEELBOX14
SAGAKLABS. STEELBOX14は、高強度スチールで製造され優れた耐久性と安定性のある重さを持ったレバーレスコントローラーです。レトロなルック、モノクロのミニマルデザインにパウダーコートで仕上げて 手触り感が優秀てて、汚れにも強い特徴を持ちます。
コンパクトで薄型の設計にしながらも、普通のレバーレスコントローラーの操作と違和感を感じないように ボタンの大きさから配置まで微調整されています。
Combo Candy SLYBOXRGB01
Combo Candy SLYBOXRGB01は、高感度の24mmチェリーMXシルバースイッチを使用したレバーレスアーケードコントローラーです。最先端のマイクロコントローラーボードを内蔵し、多彩な機能を搭載。
0.53msの反応時間でゲームの遅延を軽減してkる得ます。PS4モードでも1.45msの迅速な応答が可能なコントローラーです。
JZW-Shop Haute42 レバーレスアーケードコントローラー ミニ キーボード
JZW-Shop Haute42は、従来のファイトスティックを超え、格闘ゲームにはすばやく操作できるレバーレスタイプがおすすめのコントローラーです。ホットスワップ可能の設計を採用し、複雑なプロセスなくしてキースイッチを交換可能。
歩きガードの精度やステップ入力の速さにも優れ、ニュートラルを介さず各種溜めコマンドを完成させられることなど、メリットがたくさんあるコントローラーです。
まとめ
2024年、ストリートファイター6(スト6)を快適にプレイするためには、自分に合ったレバーレスコントローラーを選ぶことが重要です。レバーレスコントローラーはスティック操作をボタンに置き換えた独自の設計で、入力精度や速度の向上が期待できる一方、習得に時間がかかる場合もあります。
おすすめモデルとしては、PS5公式ライセンスを取得したRAZER KITSUNEや、プロゲーマーも愛用するHit Box、軽量で持ち運びやすいJunkFood SnackBox MICROなど、用途や予算に応じて選べる製品が豊富です。選び方のポイントとして、対応プラットフォーム、ボタン配置、サイズ、カスタマイズ性、価格帯を考慮することが大切です。
自分のプレイスタイルや環境に合ったコントローラーを見つけて、スト6をより楽しみましょう!