ゲーム配信やオンライン実況、ボイスチャットで活躍する「ゲーミングマイク」。音質にこだわるなら、ゲーミングマイクの選択が重要です。しかし、種類が多く、どれを選べば良いのか迷ってしまいますよね。
高性能な製品はたくさんありますが、「コスパ」を重視するなら、性能と価格のバランスが取れた製品を選びたいもの。手頃な価格でも高音質なゲーミングマイクが多く登場しており、初心者から上級者まで納得できる選択肢が増えています。
この記事では、ゲーミングマイクの選び方や注目すべきポイント、そしておすすめの安いゲーミングマイクを15種類ご紹介します。
目次
- 1 ゲーミングマイクとは?
- 2 ゲーミングマイクの選び方
- 3 コスパ最強の安いゲーミングマイクおすすめ15選
- 3.1 Logicool G YETI ORB
- 3.2 HyperX SoloCast
- 3.3 JBL Quantum Stream
- 3.4 Razer Seiren V3 Mini
- 3.5 SONY ECM-PCV80U
- 3.6 Blue Snowball iCE
- 3.7 Marantz Professional MPM-1000
- 3.8 Behringer XM8500
- 3.9 AVerMedia SP751
- 3.10 エレコム HS-MC14UBK
- 3.11 FIFINE K669B
- 3.12 TKGOU ME63S-C
- 3.13 TONOR TC-777
- 3.14 MAONO AU-A04
- 3.15 MAONO DM30
- 4 まとめ
ゲーミングマイクとは?
ゲーミングマイクとは、その名の通り、ゲームをプレイしながらの実況や配信に特化したマイクのことです。通常のマイクに比べて、ゲーム環境に適した設計や機能が備わっており、クリアな音質になっています。また、見た目のデザインや追加機能などもゲーマー向けに工夫されています。
ここでは、普通のマイクとゲーミングマイクの違いや、ゲーム実況・配信においてゲーミングマイクを使用するメリットについて詳しく解説します。
普通のマイクとの違い
ゲーミングマイクは、主にゲーム実況や配信のために設計されたマイクです。一般的なマイクと比較して、次のような違いがあります。
まず、ゲーミングマイクは多くの場合、USB接続に対応しており、PCやゲーム機に簡単に接続できる手軽さが特徴です。一方で、スタジオ用の一般的なマイクはXLR接続が主流で、オーディオインターフェースが必要となるため、導入ハードルが高くなりがちです。
さらに、ゲーミングマイクはクリアな音声収録を重視しており、ノイズキャンセル機能やポップフィルターが内蔵されているモデルが多く、快適な録音環境をサポートします。これにより、周囲の雑音や息遣いを最小限に抑え、視聴者に聞き取りやすい音声を届けることができます。
ゲーム実況や配信で使うメリット
ゲーミングマイクを使用する最大のメリットは、視聴者に対して高品質な音声を届けられる点です。クリアで安定した音声は、実況や配信の内容を正確に伝えるだけでなく、視聴者の満足度を大幅に向上させます。
ゲーム実況や配信には長時間の使用が求められることが多いため、ゲーミングマイクは耐久性や快適性を考慮した設計がされています。たとえば、可動式のスタンドや調整可能なアームが付属している場合、自由なポジショニングが可能で、快適な姿勢を維持しながら配信を続けられます。
加えて、ゲーム中のコミュニケーションツールとしてもよく使われており、クリアな音声で仲間との連携を図ることで、ゲームの勝敗を左右する瞬間に確実な意思疎通が可能となります。このように、ゲーミングマイクはゲーム実況や配信を行う人にとって欠かせないアイテムです。
ゲーミングマイクの選び方
ゲーミングマイクを選ぶ際には、ただ音声を拾うだけではなく、用途や環境に合った製品を選ぶことが重要です。音質はもちろん、指向性や接続方法、便利な機能など、考慮すべきポイントがいくつかあります。
ここでは、失敗しないマイク選びのための基準を解説します。それぞれの特徴を理解して、自分に最適な1本を見つけましょう。
マイクの種類
ゲーミングマイクには、主に「コンデンサーマイク」と「ダイナミックマイク」の2種類があります。それぞれ特性が異なるため、用途に応じた選択が求められます。
コンデンサーマイク
高い感度と広い周波数特性を持ち、クリアで繊細な音を拾うことができます。
そのため、配信や実況での使用に適しており、声のニュアンスや細かな音を正確に伝えることが可能です。しかし、感度が高い分、周囲のノイズも拾いやすい傾向があります。静かな環境での使用が推奨されます。
ダイナミックマイク
頑丈で扱いやすく、ノイズ耐性に優れています。そのため、騒音が多い環境や外部からの音を気にせず使用したい場合に適しています。
音質はコンデンサーマイクほどクリアではありませんが、安定性が高く、手軽に使えるのが魅力です。
指向性の確認
指向性とは、マイクが音を拾う方向のことです。ゲーミングマイクを選ぶ際には、この指向性が大きなポイントになります。一般的な指向性には、単一指向性、双指向性、全指向性があります。
単一指向性
マイクの正面方向のみ音を拾う特性を持っています。これにより、自分の声をはっきりと拾い、背後や周囲のノイズをカットすることが可能です。配信や実況では、ほとんどの場合、この単一指向性が選ばれます。
双指向性
マイクの前後の音を拾う特性があります。対面でのインタビューや、二人で行う配信などに向いています。
全指向性
マイクの周囲全体の音を均等に拾います。このタイプは会議や複数人での配信に適していますが、ゲーム実況ではあまり使用されません。用途に応じた指向性を選ぶことで、クリアな音声を実現できます。
感度の確認
感度は、どれだけ小さな音を拾えるかを示す重要な要素です。高感度なマイクは、低い声や細かな音まで拾うことができますが、その分、周囲の雑音も入りやすくなるため、静かな環境での使用が求められます。
逆に感度が低いマイクは、周囲のノイズが気になる環境でも使用しやすいですが、声が小さい場合は聞き取りにくくなることがあります。自分の声量や配信環境を考慮し、適切な感度のマイクを選ぶことが重要です。
接続方法の確認
ゲーミングマイクの接続方法には、主にUSB接続とXLR接続の2種類があります。
USB接続は、プラグアンドプレイが可能で、簡単にPCやゲーム機に接続できます。初心者でも扱いやすく、手軽に高音質な音声を収録できるのが特徴です。配信を始めたばかりの方や、シンプルなセットアップを求める方におすすめです。
一方、XLR接続はプロ仕様の音声機器によく使われ、オーディオインターフェースを経由して接続します。これにより、音質を細かく調整できるほか、複数のマイクを同時に使うことも可能です。配信のクオリティをさらに高めたい方や、音響にこだわりたい方に向いています。
便利な機能
ゲーミングマイクには、使用者のニーズを考えた便利な機能が搭載されているものが多くあります。例えば、ノイズキャンセリング機能は、周囲の雑音を抑えることが可能です。
また、ミュートボタンが搭載されているマイクは、配信中に一時的に音声を切りたいときに便利です。RGBライティング機能を持つマイクは、ゲーミング環境に合った見た目を演出できるモデルもあります。
他にも、ポップガードやショックマウントが付属しているモデルは、息遣いや振動を抑え、より高品質な音声収録を実現してくれます。
コスパ最強の安いゲーミングマイクおすすめ15選
「ゲーミングマイク」と一言でいっても、その性能や価格帯は幅広く、自分に最適な製品を選ぶのはなかなか難しいものです。
しかし、安価でも高性能な製品は確実に存在します。ここでは、コスパ最強と評判のゲーミングマイク15選を厳選してご紹介します。
Logicool G YETI ORB
Logicool G YETI ORBは、ワンランク上の音質を発揮するゲーミングコンデンサーマイクです。シンプルなUSB接続ながら配信クオリティーのオーディオパフォーマンスを実現。
正面の音に対して最も感度が高い単一指向性カーディオイドを採用。配信時の環境音を軽減するノイズリダクション機能を搭載しています。
HyperX SoloCast
HyperX SoloCastは、タップミュートセンサーやLEDミュートインジケーターを搭載したゲーミングマイクです。
フレキシブル調整可能なスタンドを備え、ほとんどのブームアームに対応できるため、デスクの上に置くことも、マウントして使うこともできます。
JBL Quantum Stream
JBL Quantum STREAMは、JBLらしい音質にもこだわり抜いたデュアルコンデンサーマイクです。自然な使い心地を実現する「サイドトーン」機能も搭載。
追加パーツなしで「卓上」「カメラ三脚」「ブームアームへの取り付け」の3種類の設置が可能。耐久性に優れ、安定感のあるアルミスタンドや、メタルリング、アイアンネットの採用して高級感漂う仕上がりになっています。
Razer Seiren V3 Mini
Razer Seiren V3 Miniは、驚異的な感度で特に高音域を細部まで拾うコンデンサーマイクです。最高の明瞭さと音質で声を届けることが可能。
ゲームやチャット、ストリーミングなどでの使用時に、マイク上部をタップするだけで集音を瞬時に停止可能。マイクがオンになっているかどうかは、LED ステータスインジケーターで一目でわかります
SONY ECM-PCV80U
ECM-PCV80Uは、SONY社のコンデンサーマイクです。PCやPS4などのゲーム配信の際によく使われています。
重厚感のあるダイキャストボディが採用されていて、コンデンサーマイクなのに壊れづらい点がおすすめポイントです。
Blue Snowball iCE
Blue Snowball iCEは、極性パターンは単一指向性で数あるUSBマイクの中でも最も多用途な高性能マイクです。デスクトップやカメラの中で映えるスタイリッシュなレトロデザイン。
調整可能なデスクトップスタンドでデスク上のスペースを大きく取らずに自由自在に配置できます。
Marantz Professional MPM-1000
Marantz Professional MPM-1000は、レコーディングスタジオ品質で、コストパフォーマンスの高いコンデンサーマイクです。残響音やノイズを拾うことなく、目の前の音をピックアップ。
幅広い周波数特性と高感度の性能を持つ18mmのコンデンサーカプセルを搭載したスタジオクオリティーになっています。
Behringer XM8500
Behringer XM8500は、広範な周波数特性を獲得し、きらびやかで繊細な収音を実現したボーカル用ダイナミックマイクです。
マイクを握った時にゴソゴソ鳴ってしまうハンドリングノイズを小さくするショックマウントシステムと、耳障りなポップノイズを防ぐ2段階のポップフィルターを内蔵しています。
AVerMedia SP751
AVerMedia SP751は、ゲーム実況、ライブ動画配信の使用に最適なUSBマイクです。単一指向性マイクユニットを採用しているので、ノイズが入りにくく、正面の音をしっかりと拾うことができます。
ゲーム実況を行う時、ゲームの音声を聞きながら録音することが必要なので、「AM310」本体背面の3.5mmヘッドホン出力端子にヘッドホンを接続すれば、パソコン側の音声を聞くことができます。
エレコム HS-MC14UBK
エレコム HS-MC14UBKは、ゲーム実況・配信やプレイ中のボイスチャットに特化したゲーミングマイクです。テレワークの使用も可能。
タッチセンサーで簡単にマイクミュートが可能。話していない時はすぐに音声をオフにできます。ミュート中はイルミネーションライトも消灯します。
FIFINE K669B
FIFINE K669Bは、本体とマイクスタンドも耐久性に優れた合金で作られたコンデンサーマイクです。全体はテクノロジー金属の質感で、とても滑らかな触り心地。
単一指向性コンデンサーマイクのカーディオイド線性集音特性が採用。折り畳み式のマイク三脚スタンドが付属されており、気楽に収納ができるようになっています。
TKGOU ME63S-C
TKGOU ME63S-Cは、ゲーム愛好家向けに設計されたUSBマイクです。クリアでスムーズ的な音声で、チャット相手との距離を縮めます。
軽量化にデザインされたマイク本体の下端は、弾力性のゴムバンドでショックマウントに固定され、どの方向からの振動も吸収でき、録音への影響を最大限に低減します。
TONOR TC-777
MAONO AU-A04は、カーディオイド型集音の単一指向性タイプのコンデンサーマイクです。正面(Mのロゴ側)を中心として約130°範囲内の音を収集可能。
ポップブロッカー、マイクスポンジが付属され、息が直接マイクに吹き掛かるポップノイズを防ぎ、湿気からもマイクを守ってくれます。
MAONO AU-A04
MAONO AU-A04は、ポップブロッカー、マイクスポンジが付属したコンデンサーマイクです。クランプは丈夫で、机や棚に固定できて、効率よく活用可能。
カーディオイド型集音の単一指向性タイプで、正面(Mのロゴ側)を中心として約130°範囲内の音を収集できます。
MAONO DM30
MAONO DM30 RGBは、ワンクリックミュート、マイクのゲイン、ヘッドホンボリュームの調節が行えるコントロールノブを搭載したゲーミングマイクです。
振動の影響を受けにくい重量感のあるメタルボディを採用。ユーザーが気分によって完全に制御できるライティングも究極の没入感とゲーミング雰囲気を作りだしてくれます。
まとめ
ゲーム実況や配信が一般的になった今、視聴者にクリアで高音質な音声を届けることは、配信の魅力を高める重要なポイントとなっています。
この記事では、ゲーミングマイクの基本知識や選び方、さらには初心者から上級者まで満足できるコスパ最強の製品を詳しく紹介しました。自分に最適なゲーミングマイクを選ぶことで、リスナーに高品質な音声と臨場感のある配信を届けることができるので、ぜひ参考にしてみてください。