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【2024年】500Hzのゲーミングモニターおすすめ4選|高リフレッシュレートの必要性

ゲームにおいて勝敗を分ける重要な要素のひとつが「モニターの選択」です。特に、シューティングゲームや格闘ゲームなど、瞬時の判断と反応が求められるシーンでは、リフレッシュレートの高いゲーミングモニターがプレイの質を大きく左右します。

近年では、リフレッシュレートが240Hzや360Hzを超える製品も一般的になりつつありますが、その中でも注目を集めているのが「500Hz」の超高速リフレッシュレートを備えたモニターです。

「500Hzのモニターって本当に必要?」「どの製品を選べばいい?」そんな疑問をお持ちの方のために、この記事では、2024年におすすめの500Hzゲーミングモニターを厳選して4つご紹介します。

・この記事でわかること
高リフレッシュレートの必要性
500Hzゲーミングモニターのおすすめ4選
ゲーミングモニターの選び方
500Hzゲーミングモニターに関するよくある質問

高リフレッシュレートとは?

高リフレッシュレートとは?

ゲームや映像の滑らかさを決定づける重要な要素の一つが「リフレッシュレート」です。高リフレッシュレートのモニターは、映像をスムーズに表示し、特に動きの速いゲームプレイにおいて、その効果を発揮します。

以下では、リフレッシュレートの基本的な概念と、高リフレッシュレートがもたらす具体的なメリットについて解説します。

リフレッシュレートの基本概念

リフレッシュレートとは、モニターが1秒間に画面を更新する回数を指し、「Hz(ヘルツ)」という単位で表されます。たとえば、リフレッシュレートが60Hzのモニターは1秒間に60回画面を更新します。

この数値が高いほど、画面上の動きがより滑らかに感じられるのが特徴です。

リフレッシュレート特徴
60Hz映画や日常的なPC作業においては十分な滑らかさを提供しますが、
高速な動きの多いゲームではカクつきを感じる場合があります。
120Hz/144Hzゲーム用として一般的なモニターのリフレッシュレート。
動きの滑らかさが向上し、特にFPSやレースゲームで違いを感じられることが多いです。
500Hz500Hzともなると、モニターの更新頻度がさらに高まり、
人間の視覚ではほぼ認識できないレベルの滑らかさを実現します。
特にプロゲーマーや競技シーンでは、この差が勝敗を左右することもあります。

リフレッシュレートが高いほど、入力遅延(レイテンシ)が低下する傾向があり、モニターがゲームのスピーディーな動きに迅速に追従できる点も重要です。

高リフレッシュレートのメリット

高リフレッシュレートがもたらすメリットは、単なる映像の滑らかさにとどまりません。ゲームプレイや作業効率においてさまざまな利点があります。

映像の滑らかさが向上

高リフレッシュレートは、動きの速いシーンでも映像がなめらかに表示されます。これにより、カクつきや映像のぼやけが抑えられ、ゲームや動画視聴の没入感が高まります。

レスポンスが向上

高リフレッシュレートモニターでは、画面上の動きとプレイヤーの操作がより一致しやすくなります。これにより、FPSやMOBAなど、瞬時の反応が求められるゲームでプレイ精度が向上します。

視認性の向上

動きの速いゲームでは、敵の位置や動きを正確に把握することが重要です。500Hzのモニターでは、キャラクターやオブジェクトの動きが滑らかに表示されるため、状況を的確に把握しやすくなります。

長時間の使用でも疲れにくい

滑らかな映像は目への負担を軽減する効果もあります。特に高リフレッシュレートモニターでは、ちらつきや遅延が少なく、長時間のゲームプレイや作業でも疲労感を抑えることができます。

500Hzゲーミングモニターのおすすめ4選

500Hzのゲーミングモニターは、次世代のゲーム体験を提供する注目アイテムです。

ここでは、2024年に注目されているおすすめモデルを4つご紹介します。

BenQ ZOWIE XL2586X

BenQ ZOWIE XL2586Kは、プロゲーマー向けに滑らかなゲームプレイを楽しめるゲーミングモニターです。540Hzの高リフレッシュレートになっています。

ゲーム内での激しいアクション効果を軽減して、残像感を最小限に抑える、進化した独自技術DyAc 2技術搭載。DCI-P3 95%の広色域でこれまでより繊細な色味の再現が可能になっています。

Dell Alienware AW2524HF

Dell Alienware AW2524HFは、500Hzのリフレッシュ レートとAMD FreeSync Premiumを搭載した24.5インチIPSモニターです。残像感のない驚異的な明瞭さと応答性を体験。

0.5ミリ秒(GTG、最短)のレスポンス タイムにより、ブラーリングやゴーストが軽減され、鮮明なグラフィックスが表示されるため、スムーズなゲームプレイが可能です。

ASUS ROG Swift Pro PG248QP

ASUS PG248QPは、滑らかなゲーム映像を映し出すeスポーツゲーミングモニターです。540Hzの超高速リフレッシュレートを出すことができます。

モーションブラー軽減機能を強化したNVIDIA G-SYNC Ultra Low Motion Blur 2が動きの速い場面でも2000Hz以上のブレのない鮮明な映像を実現しています。

JAPANNEXT X-500

JAPANNEXT X-500は、500Hzの超高速リフレッシュレートに対応したフラッグシップゲーミングモニターです。HDR(ハイダイナミックレンジ)対応で明るい部分も暗い部分もくっきり表現し、リアルに迫った深みのある映像を演出。

最大140mm(横置時)の範囲で高さを調整出来る昇降式スタンドを採用、お好みの高さにモニターを固定できます。

ゲーミングモニターの選び方

ゲーミングモニターを選ぶ6つのポイント

ゲーミングモニターを選ぶ際に基準となるポイントは6つあります。どれも重要かつ全てが搭載されているわけではないので注意してください。

  1. フレームレートとリフレッシュレート
  2. 応答速度
  3. 画面サイズ
  4. 画面解像度
  5. パネルの種類
  6. その他の追加機能

1つ1つ細かく説明していきます。

フレームレートとリフレッシュレート

フレームレートとリフレッシュレート

フレームレートとは?

ゲームなどの映像は「コマ/フレーム」と呼ばれる連続した静止画をパラパラ漫画のように表示することで表現しています。フレームレート(fps)は1秒あたりに表示されるコマ数です。フレームレートが高いほどフレーム数も多くなるので、動画はより滑らかに見えるようになります。

フレームレートはゲーミングパソコンのスペックやゲームのハードウェアの性能、ゲーム自体の仕様によって変わっていきます。

リフレッシュレートとは?

リフレッシュレートはフレームレートとは異なり、モニターのスペックそのものを示します。一般的にHz(ヘルツ)という単位で表現します。

ハードウェアや仕様で決まったフレームレートに対して、「1秒間に画面が切り替わる回数」を決めるのがリフレッシュレートです。Hz数が大きいければ、画面が切り替わる回数が多いので映像がヌルヌルと滑らかに動くようになります。

60FPSから240FPSのリフレッシュレート

上記は60FPS/144FPS/240FPSの動きをGIFにしたものですが、240FPSが一番滑らかに動いています。

一般的なモニターやテレビは基本的に「60Hz」のリフレッシュレートになっていて、ゲーミングモニターではゲーマーだと「144Hz」や「240Hz」、プロゲーマーになると「360Hz」に対応したものを使用していることが多いです。

リフレッシュレートが高くなればなるほど、映像が滑らかになるので敵の動きやエイムも合わせやすくなるという利点があります。それがゲーミングモニターでリフレッシュレートを気にする理由です。

一般的なモニターが「60Hz」なので、初心者ゲーマーの方には「144Hz」をお勧めしますが、

やりこみたい方や競技シーンを目指すレベルなら「240Hz」や「360Hz」のゲーミングモニターを選んでみてください。

応答速度

応答速度

応答速度は「モニターが次の色に変化するまでの時間」のことです。応答時間が短ければ短いほど切り替えの速度が早くなります。一方で、応答速度が遅いと画面に残像が残り、映像を正確に描写するまでに時間を要します。

対人ゲームのFPSであるApex Legendsでは、モニターの応答速度は重要な要素です。非常に機敏な動きを要求されるため、不鮮明な表示や残像が生じないように、応答速度が早い方がプレイしやすいということになります。

基本的には1msや0.5msのゲーミングモニターが多いので、基準として頭に入れておきましょう。

画面サイズ

画面サイズの比較

ゲーミングモニターでよく使われているサイズは、21インチ〜27インチ前後です。VALORANTの公式大会「VCT」で使用されているモニターは24.5インチで、2024年はBenQ ZOWIE XL2566Kが選ばれました。たくさんのプロゲーマーが利用しているモニターも24.5インチが多いです。

小さすぎると細かな描写ができなくなってしまうので、敵を見落とす可能性がありますし、大きすぎると視野に収まりづらく、こちらも敵を見落としてしまうことがあります。

皆さんが普段使っているモニターから大きくサイズを変えないことをオススメします。

画面解像度

画面解像度

画面解像度はアルファベットで名前のついた種類が非常にたくさんあります。皆さんの身近なところだと、フルHDや4Kがあります。解像度は「ピクセルの数」を表しているので、多ければ多いほど綺麗な映像になります。以下に代表的な解像度をまとめています。

略称アスペクト比ドット数総ドット数
WXGA約16:91366×768104万9088
WXGA++16:91600×900144万0000
UXGA16:121600×1200192万0000
FHD16:91920×1080207万3600
WQHD16:92560×1440368万6400
4K16:93840×2160829万4400

上記の表の中でも、良く使われるのは「フルHD(1920×1080)」「WQHD(2560×1440)」「4K(3840×2160)」の3つです。ただし、VALORANTで対応している解像度は超低画質から4Kまでですが、基本的にはフルHDが推奨です。

VALORANTは4Kでの出力ができるようになっていますので、高解像度モニターでのプレイがおすすめですが、かなりの高スペックパソコンが必要になるので推奨しません。

パネルの種類

パネルの種類

パネルの種類については一般的に「TNパネル」「VAパネル」「IPSパネル」の3つの種類に分けられます。

以下の表に特徴・メリット・デメリット・おすすめの使用用途をまとめています。

パネルの種類価格視野角メリットデメリット使用用途
TNパネル
(TNTwisted Nematic)
安い狭い・低コスト
・高速応答
・低遅延
・色再現性が低い
・視野角が狭い
・競技ゲーム
・一般ゲーム
VAパネル
(VAVertical Alignment)
普通普通・コントラスト比の高さ
・そこそこの色再現度
・応答速度が遅い・動画視聴
・一般ゲーム
IPSパネル
(IPS In Plane Switching)
高い広い・色再現度の高さ
・画像品質の高さ
・広い視野角
・応答速度が遅め
・価格が高い
・グラフィック作業
・一般ゲーム

ゲーミングモニターでは、価格が安くて応答速度も高いことから「TNパネル」が使われることが多いです。競技シーンを考える人はほとんどTNパネルの利用者なのではないでしょうか。視野角が狭いことが難点ですが、ゲーム内調整も可能なのであまり気にしている人は多くなさそうです。

動画視聴をたくさんする方には良いところ取りできる「VAパネル」、グラフィック作業のデザインもする方には「IPSパネル」を使ったモニターがオススメです。しかし、eSportsが流行っていることもあってか、ゲーミングモニターでもIPSパネルやVAパネルになっている製品も増えてきています。

ただ、性能としは落ちるものも中にはあるので、購入の際にはしっかりとパネルの種類とスペックを確認して購入しましょう。

その他の追加機能

ゲーミングモニターのその他の追加機能

ここまでご紹介した機能が選ぶべきポイントとして重要な点ですが、各メーカーごとに様々な追加機能で付加価値をつけた商品が出てきているのでご紹介します。

フリッカーフリーとブルーライトカット

どちらも目の疲労を抑えるための機能です。この2つの機能を使うことで、ユーザーは長時間のゲームプレイでも快適に過ごすことができます。

フリッカーフリーは、モニターのバックライトが点滅することによって引き起こされるちらつきを抑制することで、目の疲労を軽減する機能です。

ブルーライトカットは、特に夜間の使用時に目の疲れや睡眠の質に影響を与える可能性のあるブルーライトを減らす機能です。

▼各メーカーでのブルーライトカットの呼称
BenQ:Eye-care Technology
Acer:BlueLightShield
ASUS:Low Blue Light Technology

モーションブラーリダクション(黒挿入機能)

モーションブラーリダクション(黒挿入機能)は、動きのある映像のクリアさを向上させるために、フレームレートの間に黒い画像(フレーム)を挿入する機能です。

特にゲーミングモニターでは、俊敏な動きや高速なアクションがあるゲームプレイで画面の残像感を減らし、より滑らかな映像を出力することができるようになります。

▼各メーカーでのモーションブラーリダクションの呼称
BenQ:DyAc⁺(Dynamic Accuracy Plus)
Acer:VRB(Visual Response Boost)​
ASUS:ELMB(Extreme Low Motion Blur)
Pixio:MPRT(Moving Picture Response Time)

鮮やか補正・暗所補正機能

鮮やか補正機能は、画像のコントラストを強調してより鮮明な映像にする機能です。色の彩度を調整し、色彩をより際立たせることで、画面上のオブジェクトや敵プレイヤーが背景からはっきりと際立つようになります。

特に色が似ているオブジェクトやキャラクターを区別するのに有効で、ゲーム内の反応速度や精度を向上させることができます。

暗所補正機能は、暗いシーンでの明るさを増すことで、隠れている敵の視認性を向上させる機能です。ゲーム内の暗いエリアを明るく補正し、暗闇に隠れている敵を見つけやすくすることができます。

ただし、明るすぎると画像が白飛びしてしまう可能性があるため、バランスを考えて調整する必要があります。

▼各メーカーでの鮮やか補正・暗所補正機能の呼称
BenQ:Color Vibrance / Black eQualizer
Acer:Game View / Black Boost
ASUS:Game Visual / Dynamic Shadow Boost
Pixio:Visual Preset / Black Equalizer

高リフレッシュレートモニターは本当に必要か?

高リフレッシュレートモニターがゲーム体験を大きく向上させることは間違いありませんが、すべてのユーザーに必要かどうかは、目的やゲームジャンル、予算によって異なります。

ここでは、プロゲーマーと一般ユーザーの視点、ゲームジャンル別の必要性について解説します。

プロゲーマーと一般ユーザーの視点

プロゲーマーの視点

プロゲーマーにとって、モニターの性能は勝敗を左右する重要な要素です。高リフレッシュレートのモニターは、以下の理由からプロゲーマーにとって必須とも言える存在です。

  • 反応速度の向上: 500Hzモニターは、操作と画面表示のズレを最小限に抑えるため、瞬時の判断が求められるシーンで大きなアドバンテージとなります。
  • 正確な視認性: 動きの速い敵や弾丸の軌道などが明確に見えるため、状況を正確に把握できます。
  • 長時間プレイの快適性: 滑らかな映像は目の負担を軽減し、長時間のプレイでも集中力を維持しやすくなります。

一般ユーザーの視点

一方で、一般ユーザーにとっては、500Hzモニターの必要性は用途によります。

  • カジュアルゲーマー: リフレッシュレートが144Hzや240Hzで十分と感じる場合が多いです。
  • 映像美を重視するユーザー: 高解像度や発色の良さを重視する場合、高リフレッシュレートよりも4K解像度やHDR性能に注目する傾向があります。
  • 予算の制約: 高リフレッシュレートモニターは価格が高いため、コストを考慮すると中級モデルが選ばれることが多いです。

ゲームジャンル別の必要性

高リフレッシュレートモニターの必要性は、プレイするゲームジャンルによって異なります。

FPS(ファーストパーソンシューティングゲーム)

  • 高リフレッシュレートが最も重要とされるジャンル。
  • 瞬時のエイム(照準合わせ)や敵の動きへの対応が求められるため、500Hzの滑らかさは大きなアドバンテージ。

MOBA(マルチプレイヤーオンラインバトルアリーナ)

  • マップ全体の動きを把握する能力が重要。
  • 高リフレッシュレートにより、全体の流れが見やすくなり、迅速な判断を支援。

レースゲーム

  • 高速で動く車体や背景のブレを防ぎ、スムーズなプレイを可能にする。
  • 240Hz以上で十分という意見もあるが、500Hzならより一層の没入感が得られる。

RPGやストラテジーゲーム

  • 比較的リフレッシュレートの重要度は低い。
  • 映像美やストーリー性を重視するため、高解像度やHDR性能が優先される場合が多い。

まとめ

高リフレッシュレートモニターは、ゲーム体験を大きく向上させる製品です。特にFPSやMOBAなど、瞬時の判断が求められるゲームでは、500Hzの滑らかさが勝敗を分けることもあります。一方で、カジュアルゲーマーや映像美を重視するユーザーにとっては、240Hzや360Hzのモデルでも十分満足できる場合があります。

500Hzモニターを選ぶ際は、用途やプレイスタイルに合った性能を見極めることが大切です。また、予算やPCスペックとのバランスを考慮して、自分にとって最適な1台を選ぶことで、ゲームの没入感やパフォーマンスをより高めることができるでしょう。

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