「最近、PS4の純正コントローラーが店頭で見つからない」「ネット通販では高騰しているけど、もう生産終了なの?」――そんな声が増えてきました。
PlayStation 5の普及が進む一方で、依然として根強い人気を誇るPS4ですが、その周辺機器であるDualShock 4の入手難が話題になっています。この記事では、PS4純正コントローラーの生産状況や在庫の有無、価格の推移、そして現在どこで購入できるのかを詳しく解説します。
新品を手に入れたい方も、中古で検討している方も、ぜひ参考にしてみてください。
目次
PS4純正コントローラーは本当に生産終了したのか?
PlayStation 4の発売から10年以上が経過し、PS5の普及が進むなか、「PS4純正コントローラー(DualShock 4)」の流通状況が大きく変化しています。
特に2023年以降、「新品が手に入らない」「定価より高騰している」といった声がSNSやECサイトのレビューでも多く見られるようになりました。ここでは、ソニーの公式な発表の有無や、「販売終了」と「生産終了」の違い、そして実際の店頭やECサイトにおける流通の現状を整理して解説します。
ソニー公式発表の有無を確認
まず気になるのは、ソニーからの正式な「生産終了」発表があるかどうかという点です。
2024年現在、ソニー・インタラクティブエンタテインメントからDualShock 4の生産終了に関する公式な発表は行われていません。しかし、公式オンラインストアでの一部カラーの取扱終了や、在庫切れ状態が続いていることから、徐々に生産数を絞っている、あるいは出荷を抑制している状況が推測されます。
販売終了と“生産終了”の違いとは?
混同されがちなのが、「販売終了」と「生産終了」の違いです。
- 生産終了:メーカーが製品の製造自体を停止した状態
- 販売終了:販売店が在庫切れや取り扱い中止で商品を取り下げた状態
PS4コントローラーの場合、家電量販店やオンラインショップで「販売終了」と記載されているケースが多く見られますが、これは製造元のソニーが生産を完全にやめたわけではないです。販売店側の在庫状況や仕入れルートの都合によって「販売終了」となる場合があるため、必ずしも「市場から完全に消える」わけではありません。
流通・店頭での現状(品薄・入荷待ち)の実態
2024年以降、DualShock 4の新品を正規価格で購入するのはかなり難しくなっています。
大手家電量販店(ヨドバシカメラ、ビックカメラ、ヤマダ電機など)では一部店舗で在庫が見られることもありますが、在庫は非常に少なく、すぐに売り切れる状況です。また、Amazonや楽天などのECサイトでは新品がプレミア価格で販売されており、定価(6,578円)よりも2〜3倍の価格で出品されているケースも珍しくありません。
また、中古品についても流通が活発化しており、メルカリやヤフオクでは状態の良い中古品が出品されるとすぐに売れてしまう傾向があります。
どこで買える?正規ルートと流通状況
PS4純正コントローラーを購入したいと思っても、近年はどの販売チャネルでも品薄が続き、入手難易度が高くなっています。
特に新品を希望する場合、販売店やECモールによって在庫・価格のばらつきが大きく、しっかりと情報収集することが大切です。このセクションでは、ソニーストアをはじめとする主要な購入先ごとに、在庫状況や流通の傾向、購入時の注意点を整理して紹介します。
ソニーストア/PlayStation公式サイトの在庫状況
ソニーの公式オンラインストアでは、かつては豊富なカラーバリエーションが揃っていたDualShock 4ですが、現在は取り扱い自体が終了しているか、ほとんどのモデルが「在庫切れ」状態です。一部カラー(ジェット・ブラックなど)が断続的に再入荷されることはあるものの、購入できるタイミングは非常に限られており、「再入荷通知」を活用した待機が基本となります。
公式サイトでの購入は、安心・安全な正規品の保証があるため、可能であれば第一候補にしたい選択肢です。
Amazon・楽天市場など主要ECサイトの在庫状況

Amazonや楽天市場では現在もDualShock 4の新品・中古品が出品されていますが、正規価格よりも大幅に値上がりしていることがほとんどです。例えば、定価6,578円(税込)のところ、Amazonでは1万円〜1万5,000円前後で取引されるケースが一般的です。楽天市場でも同様にプレミア価格となっており、ショップによって価格差が大きい点にも注意が必要です。
また、並行輸入品や非正規品(偽物)のリスクも存在するため、販売元が「Amazon.co.jp」や「ソニー正規販売代理店」であることを確認することが重要です。
家電量販店(ヨドバシ・ビックカメラ・ソフマップなど)の在庫状況
大手家電量販店でも、DualShock 4の新品在庫はほとんど見かけなくなっています。
ヨドバシカメラやビックカメラなどのオンラインストアでは「販売終了」「取り扱いなし」と表示されるケースが多く、店頭でも在庫はかなり限定的です。特に地方の店舗では、稀に在庫が残っている場合もありますが、都市部では売り切れが常態化しています。
ただし、各社のWebサイトでは「入荷通知」や「店頭在庫検索」機能を備えているため、タイミング次第では購入のチャンスがあるかもしれません。
中古市場・メルカリ・オークションの在庫状況

新品の入手が困難な今、中古市場の利用を検討する人も増えています。メルカリやヤフオクでは、状態の良い中古品や未開封の新品が出品されていることもあります。価格は出品者によってまちまちですが、動作確認済みの中古品が7,000円〜9,000円程度で取引される傾向があります。
一方で、偽物やジャンク品、模造品が混在しているリスクもあるため、出品者の評価・説明文・写真をよく確認する必要があります。また、使用感が強いものはスティックの不具合やボタンの反応遅延などがある場合もあるため注意が必要です。
価格の相場と在庫量に関する実例データ
PS4純正コントローラー(DualShock 4)は、2023年以降から入手難が進み、価格も大きく変動しています。新品を入手する場合と中古で探す場合とで価格帯は大きく異なり、販売チャネルによっても大きな差があるのが現状です。
定価・参考価格
DualShock 4の公式な定価(希望小売価格)は6,578円(税込)です(カラーにより異なる場合あり)。これはソニーストアや家電量販店で販売されていた当時の価格であり、2020年頃までは多くのカラーがこの価格帯で安定して販売されていました。
現在、この価格で新品を購入するのは非常に難しく、定価はあくまで過去の基準価格と捉えるべき状況です。
実店舗・オンラインの販売価格:新品/中古の比較
現在、新品のDualShock 4は定価より大幅に高い価格で販売されています。
状態 | チャネル | 実勢価格帯(2025年現在) |
---|---|---|
新品 | Amazon | 約10,000~15,000円(カラーによる) |
新品 | 楽天市場 | 約9,000~14,000円 |
新品 | 家電量販店(稀) | 約6,578円~在庫限り |
中古 | メルカリ・ヤフオク | 約6,000~9,000円(状態により変動) |
中古 | ゲオ・ソフマップ | 約5,500~7,500円(保証付きあり) |
特にAmazonや楽天では、並行輸入品やプレミア価格での出品が目立ちます。中古品については、出品数が多いフリマアプリが価格もやや安めですが、品質や保証面では実店舗の中古販売(ゲオ・ソフマップなど)に軍配が上がります。
販売状況の季節的な動向・セール時期に注目すべき点
価格や在庫はシーズンによっても変動があります。特に以下の時期は注意しておくと良いでしょう。
- 年末年始/ゴールデンウィーク: 新規ユーザー増加により、在庫不足・価格高騰傾向
- 夏のボーナス商戦: 一部家電量販店で在庫一掃セールが実施される可能性あり
- ブラックフライデー/年末セール: Amazon・楽天のセールで旧世代商品が投げ売りされることも(ただし最近は少ない)
- 決算期(3月・9月): 実店舗で予期せぬ在庫放出がある場合あり
また、PS5のアクセサリ需要が伸びるタイミングではPS4製品の注目度が下がり、安定的に中古価格が落ち着く傾向もあります。価格推移をこまめにチェックし、セール時期に備えておくと良いでしょう。
“まだ買える”ケースと購入方法のアドバイス
PS4純正コントローラーはすでに多くの販売チャネルで品薄・販売終了状態となっていますが、実は“まだ買える”チャンスが残されているケースもあります。
ネット通販や実店舗での在庫復活を見逃さず、セールやポイント還元を活用することで、今からでも新品や状態の良い中古品を入手できる可能性は十分にあります。このセクションでは、入荷待ち時の対応法から在庫を見つけやすいタイミング、そしてお得に購入するためのテクニックを解説します。
ネット通販で「入荷待ち」に遭遇した時の対処法
Amazonやヨドバシ.comなどの通販サイトで「入荷待ち」や「在庫なし」と表示されている場合でも、商品ページが存在する限り、在庫復活の可能性はあります。以下のような対処法を取ることで、入荷時にすぐ購入できる確率が高まります。
- 入荷通知メールを設定(Amazon、ヨドバシなどで対応可)
- ブラウザの再入荷通知拡張機能を利用(Keepa、Distill.ioなど)
- 早朝・深夜の時間帯にこまめにチェック(再入荷反映がこの時間帯に多い)
- アプリのプッシュ通知をONにする
また、Amazonの場合は「販売元と発送元:Amazon.co.jp」と表示されている商品は再入荷されやすいので、その商品ページをブックマークしておくことをおすすめします。
在庫復活の傾向と観察ポイント
DualShock 4の在庫が一時的に復活するタイミングには、いくつかのパターンが見られます。
- 週末明け(月曜日~火曜日の午前中)に入荷することが多い
- 大型セール(Amazonプライムデー、楽天スーパーセール)前後で流通量が増加することも
- 新型機(PS5)周辺機器の出荷増加に連動して旧製品が放出されるケース
このような周期的な動きを観察することで、入荷傾向を把握しやすくなります。また、SNS(XやInstagramなど)で「DualShock4 入荷」などのキーワードで検索すると、在庫復活情報をリアルタイムで共有しているユーザーの投稿が見つかることもあります。
ポイント還元/セール活用術でお得に手に入れる方法
価格が高騰している今こそ、ポイント還元やキャンペーンを活用することで“実質的に安く”購入することが可能です。
- 楽天市場:SPU(スーパーポイントアップ)+お買い物マラソンを組み合わせると最大20%以上還元も可能
- Amazon:タイムセール祭りやプライムデーで対象商品になる可能性あり(要ウォッチ)
- 家電量販店:会員限定セールやアプリクーポンを使うと中古品の割引あり
さらに、楽天の「リーベイツ」や、PayPayモールの「超PayPay祭」などの外部ポイントサイトを経由することで、ダブル還元を狙えることもあります。
どうしても新品純正が手に入らないときの対策
DualShock 4の新品が市場からほぼ姿を消した今、欲しくても手に入らないユーザーが続出しています。しかし、ゲームプレイをあきらめる必要はありません。ここでは、修理・中古購入・代替機種の利用といった、現実的で信頼性の高い対応策を詳しく解説します。
メーカー修理の選択肢
現在、DualShock 4はソニー公式による修理対応が可能です。新品購入が困難な今、既に持っているコントローラーに不具合がある場合は、修理という選択肢も有力です。
■修理のポイント
- SONY公式修理サイト(PlayStationカスタマーサポート)から申込可能
- 基本料金は4,400円~(症状により異なる)
- 修理受付期間:モデルによって異なるが、現在も一部対応中(CUH-ZCT2シリーズなど)
- 保証期間外でも有償修理対応あり/往復送料込み
特に、スティックのドリフトやボタンの反応不良などは、修理で直るケースが多いため、買い替えの前に検討する価値があります。
メルカリなど中古相場を見極める時の注意点
新品が入手困難な今、メルカリ・ヤフオク・ラクマなどのフリマアプリでは、中古品や未使用品が多く流通しています。ただし、安易な購入はトラブルのもとになるため、以下の点に注意しましょう。

■確認すべきポイント
- スティックの「ドリフト現象」がないか説明欄を必ずチェック
- 「動作確認済み」「初期化済み」などの記載があるか
- 外箱・USBケーブルの有無/状態(新品同様か、使用感が強いか)
- 出品者の評価が高く、過去にゲーム機器の販売実績があるか
状態が良いものを見つけた場合は、相場6,000円~9,000円がひとつの目安です。とはいえ、返品不可のリスクもあるため、「動作保証あり」の記載がない場合は慎重に。
社外製コントローラやPS5コントローラーを代替として使う方法
どうしても純正品が入手できない場合、社外製コントローラーやPS5用DualSenseコントローラーを代替手段として利用するのも現実的な選択肢です。
■社外製(互換)コントローラー
- HORI(ホリ)やGameSirなど、信頼性の高い国内外メーカー製なら比較的安全
- 価格は3,000〜6,000円程度で入手可能
- 一部機能(タッチパッド、ジャイロ、ライトバーなど)が非搭載または制限されることもある
- FPSやアクションなど、操作精度が求められるゲームでは不向きなケースも
■PS5のDualSenseコントローラー
- PS4では基本的に使用不可(一部リモートプレイなどの限定的な使い方のみ)
- PCやSteam、PS Remote Playを通した使用が可能(ただしPS4本体に直接接続しても動作しない)
そのため、PS4で使うなら社外製の「PS4互換」対応コントローラーの購入が最も現実的です。
まとめ
PS4純正コントローラーは、公式からの明確な生産終了アナウンスこそないものの、市場では事実上の終売状態に近づいているのが現状です。新品は正規ルートではほぼ入手困難となり、Amazonや楽天などでもプレミア価格が定着しつつあります。
とはいえ、まだ入手可能な手段は複数存在します。入荷通知の設定や中古市場の活用、ポイント還元を狙ったセールタイミングの見極め、そして社外製コントローラーの導入など、状況に応じた柔軟な選択が重要です。また、すでに所有しているコントローラーが不調の場合は、ソニー公式の修理サービスも選択肢に加えることで、コストを抑えてプレイ環境を維持できます。
これからもPS4を快適に使い続けたい方は、入手方法・価格動向・互換性情報をしっかりと把握し、最適な判断を行うことが大切です。今後さらに入手難が進む可能性もあるため、検討中の方は早めの行動をおすすめします。