ポケットモンスターシリーズは、1996年にゲームボーイで誕生して以来、世界中で愛され続けている国民的RPGです。
初代『赤・緑』から最新作『スカーレット・バイオレット』に至るまで、数多くのタイトルが発売され、それぞれに熱狂的なファンを生み出してきました。しかし「どの作品が一番面白いのか?」と聞かれると、答えるのは簡単ではありません。世代や遊ぶタイミングによって“最高傑作”の基準が変わるからです。
そこで本記事では、シリーズ全体を振り返りつつ、口コミ評価やゲームバランス、やり込み要素、ストーリー性などの観点から、「本当に面白かった神ゲー」と呼ばれる作品を38本に厳選してご紹介します。
初めてポケモンに触れる方にも、懐かしの名作をもう一度遊びたい方にも参考になる内容を目指しました。
目次
- 1 ポケモン最新作の予約受付中!
- 2 ポケモンの歴代最高傑作ランキング
- 2.1 ポケットモンスター 赤
- 2.2 ポケットモンスター 緑
- 2.3 ポケットモンスター 青
- 2.4 ポケットモンスター ピカチュウ
- 2.5 ポケットモンスター スカーレット
- 2.6 ポケットモンスター バイオレット
- 2.7 ポケットモンスター ソード
- 2.8 ポケットモンスター シールド
- 2.9 ポケットモンスター 金
- 2.10 ポケットモンスター 銀
- 2.11 ポケットモンスター ダイヤモンド
- 2.12 ポケットモンスター パール
- 2.13 ポケットモンスター X
- 2.14 ポケットモンスター Y
- 2.15 ポケットモンスター サン
- 2.16 ポケットモンスター ムーン
- 2.17 ポケットモンスター ルビー
- 2.18 ポケットモンスター サファイア
- 2.19 ポケットモンスター ブラック
- 2.20 ポケットモンスター ホワイト
- 2.21 ポケットモンスター Let's Go! ピカチュウ
- 2.22 ポケットモンスター Let's Go! イーブイ
- 2.23 ポケットモンスター ブリリアントダイヤモンド
- 2.24 ポケットモンスター シャイニングパール
- 2.25 Pokémon LEGENDS アルセウス
- 2.26 ポケットモンスター オメガルビー
- 2.27 ポケットモンスター アルファサファイア
- 2.28 ポケットモンスター ハートゴールド
- 2.29 ポケットモンスター ソウルシルバー
- 2.30 ポケットモンスター ファイアレッド
- 2.31 ポケットモンスター リーフグリーン
- 2.32 ポケットモンスター ウルトラサン
- 2.33 ポケットモンスター ウルトラムーン
- 2.34 ポケットモンスター ブラック2
- 2.35 ポケットモンスター ホワイト2
- 2.36 ポケットモンスター プラチナ
- 2.37 ポケットモンスター エメラルド
- 3 ポケモン神ゲーと呼ばれる理由とは?
- 4 プレイスタイル別おすすめポケモン作品
- 5 まとめ
ポケモン最新作の予約受付中!
ポケモンシリーズの最新タイトルとして発表される『Pokémon LEGENDS Z-A(ゼットエー)』が、早くも注目を集めています。
都市開発をテーマにしたこれまでにない世界観や、メガシンカ復活の発表など、話題性は十分。Switch版と次世代機Switch2版の両方に対応予定となっており、発売を心待ちにしている方も多いのではないでしょうか。
Pokémon LEGENDS Z-A Switch版

Nintendo Switchで発売予定の『Pokémon LEGENDS Z-A』は、既に公式ティザー映像が公開されており、これまでにない都市型フィールドとメガシンカの復活が大きな話題となっています。舞台は「ミアレシティ」とみられる近未来都市で、従来のポケモン世界とは一線を画すサイバーで洗練されたデザインが特徴です。
グラフィックや探索要素の進化により、『レジェンズ アルセウス』で高評価を得たアクション×RPGの融合がさらに洗練されることが期待されており、Switch世代のユーザーにとって必見のタイトルです。
Pokémon LEGENDS Z-A Switch2版

『Pokémon LEGENDS Z-A』はSwitch2でのリリースも予定されており、より高精細なグラフィックと快適なロード時間、先進的な演出が実現される可能性があります。
現時点では対応ハードに関する詳細は明かされていないものの、次世代機向けに最適化されたバージョンが登場すれば、シリーズ史上最高の没入感を味わえるかもしれません。
Switch2本体と同時購入を検討している方は、予約受付情報を随時チェックしておくと安心です。
ポケモン前作品:スカーレット・バイオレット
『Pokémon LEGENDS Z-A』が発売される前に、現行Switchユーザーがプレイできる最新作として、評価の高い『スカーレット・バイオレット』をぜひプレイしてみてください。
オープンワールドで自由に冒険できる構造や、バージョンごとに異なる学園ストーリーが楽しめるのが魅力です。
ポケットモンスター スカーレット

ポケットモンスター スカーレットは、オレンジアカデミーを舞台に物語が進行。伝説のポケモン「コライドン」が登場し、古代風のデザインを基調とした世界観が特徴的です。
伝統的なポケモンの雰囲気と、近年の自由度の高いゲーム設計が見事に融合しています。
ポケットモンスター バイオレット

ポケットモンスター バイオレットは、グレープアカデミーに通うことになり、未来的なモチーフが印象的。伝説ポケモン「ミライドン」が活躍し、SF的なアプローチが好きなプレイヤーには特に人気があります。
ストーリー分岐もあり、両方のバージョンをプレイして違いを比較するのもおすすめです。
ポケモンの歴代最高傑作ランキング
ポケットモンスターシリーズは、世代を超えて愛され続けてきた日本発のRPGの金字塔です。それぞれの作品に独自の魅力があり、どのタイトルが「最高傑作」かはファンの間でも議論が尽きません。
この記事では、初代から最新作までの全タイトルを対象に、シリーズごとの特徴や魅力をあらためて紹介。ゲーム性、ストーリー、思い出補正など、多角的な視点で“神ゲー”と呼ばれる理由に迫ります。
ポケットモンスター 赤

1996年にゲームボーイ向けに発売されたシリーズ第1作『ポケットモンスター 赤』は、すべてのポケモンゲームの原点といえる作品です。
カントー地方を舞台に、151匹のポケモンを集めて図鑑を完成させるというシンプルながら中毒性のあるプレイ体験が、当時のゲーム業界に革命をもたらしました。赤バージョンではリザードンをはじめとする一部ポケモンが独自に出現し、対になる緑との交換要素も大きな魅力となっていました。
ポケットモンスター 緑

『ポケットモンスター 緑』は赤と同時発売された初代ポケモンのバージョン違いで、フシギバナがパッケージを飾ります。
緑版ではナゾノクサやモンジャラなど、赤では出現しないポケモンが登場し、友達との通信交換によって全ポケモンを集めるというプレイスタイルが確立されました。ゲームボーイの性能を最大限に活かした冒険は、当時の小中学生を中心に社会現象を巻き起こしました。
ポケットモンスター 青

『ポケットモンスター 青』は、通信販売や特定店舗限定で販売されたレアバージョンとして知られています。ゲーム内容は赤・緑と基本的に同じですが、ポケモンのドット絵や出現ポケモンの構成が微妙に異なり、ファンの間ではコレクターズアイテムとしても高い人気を誇ります。
カメックスが表紙を飾り、水タイプの強力なポケモンが多数出現する点も特徴です。
ポケットモンスター ピカチュウ

『ポケットモンスター ピカチュウ』は、相棒としてピカチュウが最初から手持ちになる特別仕様のバージョンです。
プレイヤーの後ろをついてくるピカチュウの姿や、アニメに近いストーリー展開、ロケット団の登場など、ファンにはたまらない演出が満載。バージョン違いでありながら、赤・緑とはまた異なるプレイ体験が楽しめます。
ポケットモンスター スカーレット

ポケットモンスター スカーレットは、オレンジアカデミーを舞台に物語が進行。伝説のポケモン「コライドン」が登場し、古代風のデザインを基調とした世界観が特徴的です。
伝統的なポケモンの雰囲気と、近年の自由度の高いゲーム設計が見事に融合しています。
ポケットモンスター バイオレット

ポケットモンスター バイオレットは、グレープアカデミーに通うことになり、未来的なモチーフが印象的。伝説ポケモン「ミライドン」が活躍し、SF的なアプローチが好きなプレイヤーには特に人気があります。
ストーリー分岐もあり、両方のバージョンをプレイして違いを比較するのもおすすめです。
ポケットモンスター ソード

『ポケットモンスター ソード』は、ガラル地方を舞台にした壮大な冒険が展開されます。本作ではシリーズ初となる「ダイマックス」システムが導入され、ポケモンが巨大化して戦う迫力満点のバトルが話題となりました。
また、ワイルドエリアと呼ばれる広大なフィールドでは、天候や時間によって出現ポケモンが変化する仕組みが採用されており、探索と収集の楽しさが倍増しています。パッケージを飾るザシアンも神秘的で、攻撃的な戦い方ができる人気ポケモンです。
ポケットモンスター シールド

『ポケットモンスター シールド』は、より守備的な戦い方が好きなプレイヤーに好まれるバージョンです。ザマゼンタをはじめとする一部の出現ポケモンや、出現するジムリーダーが異なり、物語の展開にも微妙な違いがあります。
ダイマックスやワイルドエリアといった要素は共通ながら、シールドではより堅実なパーティ構築が楽しめ、オンラインバトルでも戦略の幅が広がります。
ポケットモンスター 金

『ポケットモンスター 金』は、初代に続くシリーズ第2世代の幕開けを飾る作品です。新たな舞台「ジョウト地方」と、時間の概念(昼・夜)を取り入れた革新的なゲーム設計により、ポケモンの世界が一気に広がりました。
また、エンディング後にはなんと初代カントー地方を再訪できるという驚きのボリュームがプレイヤーを熱狂させました。
ポケットモンスター 銀

『ポケットモンスター 銀』は、金と同時発売された第2世代のバージョンで、伝説ポケモン「ルギア」がパッケージを飾ります。ジョウト地方を舞台に、ポケモンの昼夜による出現変化や、性別・タマゴの概念が初めて導入された作品としても知られています。
銀バージョンでは、よりクールなポケモンが出現する傾向があり、ストーリーでは悪の組織「ロケット団」の再登場も印象的。
ポケットモンスター ダイヤモンド

『ポケットモンスター ダイヤモンド』は、第4世代の幕開けを告げる作品です。新たな舞台・シンオウ地方では、壮大な自然と神話的なストーリーが展開され、伝説のポケモン「ディアルガ」が時間を司る存在として登場。
物語やフィールドのスケール感がシリーズ屈指であり、DSのタッチ操作やWi-Fi通信といった新技術の導入も話題となりました。
ポケットモンスター パール

『ポケットモンスター パール』は、空間を操る伝説のポケモン「パルキア」が登場するSF的な要素が魅力のバージョンです。基本的なストーリーは共通しながらも、登場するポケモンや入手できるアイテム、演出の細部に違いが見られ、繰り返し遊ぶファンも多く存在します。
また、地下通路の冒険やポフィン作りなど、ミニゲーム的な要素も充実しており、バトル以外の楽しみ方も豊富。
ポケットモンスター X

『ポケットモンスター X』は、シリーズ初のフル3D化を実現した記念すべきタイトルです。舞台となるカロス地方はフランスをモチーフにした華やかな雰囲気が特徴で、ファッションの着せ替えや街並みの美しさなど、視覚的な楽しさが一層増しました。
新たな進化システム「メガシンカ」が登場し、バトルの戦略性も大きく変化。伝説ポケモン「ゼルネアス」の幻想的な存在感は、Xバージョンならではの魅力となっています。
ポケットモンスター Y

『ポケットモンスター Y』は、破壊を象徴する伝説ポケモン「イベルタル」が登場し、ややダークな世界観が展開されるのが特徴です。カロス地方の美しい風景はそのままに、メガシンカや新ポケモンなどの要素はXと共通していますが、Y限定で出現するポケモンや道具など、細部での差異がファンのコレクション心をくすぐります。
また、通信機能がさらに強化され、すれちがい通信やグローバルリンクによる対戦・交換も大幅に進化。
ポケットモンスター サン

『ポケットモンスター サン』は、アローラ地方を舞台にした南国テイスト溢れる作品です。シリーズ従来のジムバッジ制度を廃止し、「島巡り」と呼ばれる新しい試練形式を導入したことで、ゲーム性に大きな変化が生まれました。
また、アローラ地方特有の「リージョンフォーム」やZワザなど、バトルシステムにも独自の要素が盛り込まれており、新鮮な驚きをプレイヤーに与えてくれます。
ポケットモンスター ムーン

『ポケットモンスター ムーン』は、『サン』と同時に発売された第7世代作品で、アローラ地方を舞台にした南国風の冒険が展開されます。
伝説のポケモン「ルナアーラ」が象徴するように、ムーンではやや幻想的でミステリアスな雰囲気が強調されており、『サン』と異なりゲーム内時間が現実の12時間と逆になる仕様も特徴的です。Zワザやアローラの姿といった新要素に加え、島ごとの個性的なキャプテンや試練が印象に残ります。
ポケットモンスター ルビー

『ポケットモンスター ルビー』は、第3世代の幕開けとなるタイトルで、ホウエン地方を舞台にした新たな冒険が楽しめます。本作では「個体値」「努力値」など、ポケモン育成の仕組みが一層深まり、対戦バランスにも革新が起こりました。
伝説ポケモン「グラードン」を巡るストーリーや、秘密基地、コンテストといったサブ要素も充実しており、冒険とやり込みの両立が可能。
ポケットモンスター サファイア

『ポケットモンスター サファイア』は、伝説ポケモン「カイオーガ」が登場する、水をテーマにした幻想的な世界観が魅力のバージョンです。ルビーとは出現ポケモンや一部のジムリーダーが異なり、物語もアクア団が主役となることで別視点のストーリーを楽しめます。
海や水中の演出が美しく、プレイヤーの記憶に深く刻まれる冒険が展開されます。
ポケットモンスター ブラック

『ポケットモンスター ブラック』は、2010年にニンテンドーDS向けに発売された第5世代作品で、完全新作のポケモン153種のみで構成された挑戦的な作品です。
舞台となるイッシュ地方は、アメリカ・ニューヨークをモデルにした都会的なデザインが特徴で、従来作とは一線を画す雰囲気を持っています。
ポケットモンスター ホワイト

『ポケットモンスター ホワイト』では、対になる伝説ポケモン「ゼクロム」が登場し、エネルギーや信念をテーマにしたストーリーが展開されます。
ブラックとの違いとして、ホワイトでは「ホワイトフォレスト」という専用エリアが存在し、通信環境によって多くのポケモンを出現させることが可能です。
ポケットモンスター Let's Go! ピカチュウ

『Let's Go! ピカチュウ』は、初代『赤・緑』をベースにしたリメイク作で、ポケモンGOとの連携を最大の特徴としています。
相棒となるピカチュウと一緒に冒険する中で、手持ちのポケモンを画面内で目視して捕獲するシステムや、モンスターボールPlusによる操作感が話題に。親子や初心者でも直感的に楽しめる仕様が人気を集め、新規層の取り込みにも成功した作品です。
ポケットモンスター Let's Go! イーブイ

『Let's Go! イーブイ』は、Switch向けに発売された『Let's Go! ピカチュウ』と同時リリースされたバージョンで、相棒ポケモンとしてイーブイと冒険を共にします。
イーブイは進化こそしませんが、専用の髪型カスタマイズや特別な技を覚えるなど、育てる楽しさが増しています。
ポケットモンスター ブリリアントダイヤモンド

『ブリリアントダイヤモンド』は、2006年に発売された『ダイヤモンド』のリメイク作品で、Switch向けに2021年に登場しました。
原作のストーリーやマップを忠実に再現しつつ、グラフィックは可愛らしいデフォルメ調に刷新。伝説のポケモン「ディアルガ」も健在で、懐かしさと新しさが絶妙に共存するバランスが魅力。
ポケットモンスター シャイニングパール

『シャイニングパール』は、『ブリリアントダイヤモンド』の対となるリメイク作品で、伝説ポケモン「パルキア」が登場します。
シンオウ地方の旅を最新のSwitchクオリティで再構築し、原作の要素はそのままに、より手軽で遊びやすいシステムに仕上がっています。
Pokémon LEGENDS アルセウス

『Pokémon LEGENDS アルセウス』は、従来のシリーズとは一線を画すアクションRPGとして2022年に登場し、ポケモンの新たな可能性を示した革新的な作品です。
舞台は古代のヒスイ地方(後のシンオウ)で、プレイヤーはギンガ団の一員としてポケモン調査に挑みます。
ポケットモンスター オメガルビー

『オメガルビー』は、GBA時代の『ルビー』をベースにした3DS向けリメイクで、2014年に登場しました。ホウエン地方の世界観を受け継ぎつつ、グラフィックや演出、操作性が大幅に進化。
新たに「ゲンシカイキ」や「ひみつきちのネット共有」などの要素が追加され、原作を超えるボリュームで展開されます。
ポケットモンスター アルファサファイア

『アルファサファイア』は、GBA版『サファイア』のリメイクとして、カイオーガが再び物語の中心となります。「ゲンシカイキ」によって大海原の神秘が強調され、深海を舞台にした迫力のある演出が印象的です。
バトルやグラフィックの強化だけでなく、レックウザを主役にした追加ストーリーや、歴代伝説ポケモンが次々と登場する「ミラクルリング」など、シリーズ屈指のファンサービスが詰まった一本。
ポケットモンスター ハートゴールド

『ハートゴールド』は、2000年に発売された『金』のリメイク版として2009年にニンテンドーDS向けに登場しました。
ジョウト地方を舞台にした冒険はそのままに、グラフィックやインターフェースが一新され、より洗練されたプレイ体験が可能に。最大の魅力は、すべてのポケモンが主人公の後ろをついてくる「連れ歩き」機能。
ポケットモンスター ソウルシルバー

『ソウルシルバー』は、『ハートゴールド』と対になる形で登場した『銀』のリメイク版です。ルギアがパッケージを飾り、ストーリー面でも神秘的な印象がより強く表現されています。
リメイクとしての完成度は非常に高く、原作の名シーンを丁寧に再現しながらも、DSの機能を活かした快適な操作性と新規要素が追加されています。
ポケットモンスター ファイアレッド

『ファイアレッド』は、初代『赤』をベースに2004年にGBAで登場したリメイク作品です。カントー地方を舞台に、グラフィックやシステムが大幅に進化し、当時のファンにとっては懐かしくも新しい冒険を提供しました。
本作からは「ナナシマ」と呼ばれるオリジナルの追加マップが登場し、物語の終盤にさらなる展開を楽しめます。
ポケットモンスター リーフグリーン

『リーフグリーン』は、『ファイアレッド』の対になるリメイク作品で、初代『緑』の再構築版にあたります。フシギバナを象徴とした本作は、男女選択制や多言語対応など、当時としては革新的な機能を多数搭載。ナナシマや通信機能の強化により、対戦・交換もよりスムーズに楽しめます。
初心者にも親しみやすいチュートリアル要素が多く導入され、ポケモンシリーズの入門書的な役割も果たした一本。
ポケットモンスター ウルトラサン

『ウルトラサン』は、『サン・ムーン』の強化版として2017年に登場した3DSソフトで、より深みのあるストーリーと多彩なイベントを盛り込んだ拡張版です。
新たなポケモンやフォームチェンジが追加され、特に伝説ポケモン「ネクロズマ」に関するストーリーは高評価。サブイベント「ウルトラ調査隊」や、過去シリーズのボスキャラが集結する「RR団編」など、ファン心をくすぐる要素が満載です。
ポケットモンスター ウルトラムーン

『ウルトラムーン』は、『ウルトラサン』と対を成す拡張版で、『ムーン』の世界観をさらに深化させた作品です。時間帯が現実と逆転する仕様はそのままに、メインストーリーの密度や分岐、演出の強化が加えられています。
RR団をはじめとした歴代ボスの再登場や、ウルトラスペースを巡る探索など、従来作品では味わえなかったスケールの広がりを体感できます。
ポケットモンスター ブラック2

『ブラック2』は、シリーズ初となるナンバリング続編で、『ブラック』から2年後のイッシュ地方を舞台に、新たな主人公とともに物語が描かれます。
前作のキャラクターたちも成長して登場し、世界観のつながりが丁寧に描かれているのが特徴。伝説ポケモン「キュレム」がレシラムと融合した新フォルムも登場し、演出面でもパワーアップが図られています。
ポケットモンスター ホワイト2

『ホワイト2』は、『ブラック2』と対になる作品で、前作『ホワイト』のその後を描いたもうひとつのイッシュ地方が舞台です。登場人物や建物、町の雰囲気にも変化が加えられ、シリーズファンにとっては“再訪”でありながらも新鮮さを感じられる構成になっています。
伝説ポケモン「キュレム」がゼクロムと融合する「ホワイトキュレム」も登場し、バトルの演出やテンポもさらに洗練されています。
ポケットモンスター プラチナ

『ポケットモンスター プラチナ』は、『ダイヤモンド・パール』のマイナーチェンジ版として2008年に発売され、シンオウ地方の裏側を描いた作品です。
新たな伝説ポケモン「ギラティナ」が物語の中心となり、「やぶれたせかい」と呼ばれる異次元空間を探索するスリリングな展開が特徴です。
ポケットモンスター エメラルド

『ポケットモンスター エメラルド』は、『ルビー・サファイア』を統合・拡張したマイナーチェンジ版で、2004年にGBA向けに登場しました。
伝説のポケモン「レックウザ」が物語の主軸となり、グラードンとカイオーガの争いを仲裁するストーリーが展開されます。
ポケモン神ゲーと呼ばれる理由とは?
「ポケモン=子ども向けのゲーム」と思われがちですが、シリーズを重ねるごとにその完成度と奥深さは増し、今や全年齢層が楽しめる“神ゲー”として確固たる地位を築いています。
なぜこれほどまでに多くの人がポケモンを「傑作」として挙げるのでしょうか?
バトルシステムの完成度と奥深さ
ポケモンのバトルは、単なる「属性相性」にとどまらない戦略性の高さが魅力です。タイプの相性、ステータス、技構成、特性、持ち物、天候、フィールド効果――あらゆる要素が複雑に絡み合い、プレイヤーごとの戦術が無限に生まれます。
特に対戦環境では、「読み合い」や「流し・受け」などの高度な駆け引きが繰り広げられ、世界大会などeスポーツ的な競技性も高まっています。初心者でも基本ルールを覚えれば楽しめ、上級者には深い研究の余地があるバランスの取れた設計が、シリーズの魅力を支えています。
ストーリー性やキャラクターの魅力
ポケモンは「捕まえて育てる」というコレクション性が注目されがちですが、実はストーリーや登場キャラクターも非常に魅力的です。シリーズごとに描かれる地方独自の文化や歴史、悪の組織との対決、成長していく主人公の姿など、物語としての完成度は年々向上しています。
中でも、ブラック・ホワイトやレジェンズアルセウスなどは、テーマ性や世界観の作り込みが深く、大人でも心を動かされる場面が多いと評判です。個性豊かなライバルやジムリーダーも印象的で、ファンアートや考察が盛り上がる理由のひとつとなっています。
対戦・交換など通信機能の進化
ポケモンがここまで社会現象化した最大の理由は、通信機能を前提としたゲーム設計にあります。初代から赤・緑でポケモンを交換する必要があるという仕組みが導入され、友達との交流がゲームの一部となりました。
その後、赤外線、ワイヤレス、Wi-Fi、グローバルリンクと通信手段が進化する中で、ローカル対戦や世界中とのオンラインマッチングが可能に。ポケモンHOMEなどのクラウド連携も登場し、育てたポケモンを作品を超えて引き継げる仕組みも整っています。
1人でも楽しめ、みんなでも盛り上がれる。これがポケモン最大の強みです。
周回プレイ・やりこみ要素の豊富さ
ポケモンは「殿堂入りして終わり」ではありません。むしろそこからが本番ともいえるほど、やりこみ要素が豊富です。図鑑コンプリート、色違い厳選、努力値調整、ポケモンコンテストやサブクエスト、バトルタワーやバトルフロンティアの攻略など、エンドコンテンツが非常に充実しています。
また、バージョン違いや周回プレイで選ぶポケモンやルートを変える楽しさもあり、同じ作品でも何度も遊びたくなる魅力があります。Switch以降はDLCによって新マップやストーリーが追加されるなど、プレイの継続性も高まっています。
プレイスタイル別おすすめポケモン作品
ポケモンシリーズは長い歴史の中でさまざまなスタイルの作品を生み出してきました。
そのため、「どのタイトルから始めればいい?」「やり込みたい人に向いているのは?」と迷う方も多いのではないでしょうか。
初めてポケモンをプレイする人向け
ポケモン初心者には、操作やルールがわかりやすく、遊びやすさに配慮された作品がおすすめです。

特に『ポケットモンスター Let's Go! ピカチュウ・イーブイ』は、シンプルな捕獲システムや優しいチュートリアルが特徴で、小さなお子様やゲームに不慣れな方でも安心してプレイできます。

また、『スカーレット・バイオレット』も探索の自由度が高く、自分のペースで進められる点が魅力。マップ上にポケモンが見えるため、ランダムエンカウントが苦手な方にも向いています。
がっつりやり込みたい上級者向け
ポケモンの育成やバトルに深くハマりたい方には、やり込み要素の充実した作品がおすすめです。

中でも『ポケットモンスター エメラルド』は、バトルフロンティアなど高難易度コンテンツが用意されており、戦略性と達成感の両方が楽しめます。

さらに、『レジェンズ アルセウス』では図鑑完成やタスク埋めといった収集型のやり込み要素が豊富で、探索好きにもぴったり。RTAや縛りプレイにも向いており、長時間プレイするユーザーに強く支持されています。
オンライン対戦・育成が好きな人向け
ポケモンの奥深さを最も感じられるのがオンライン対戦です。育成・構築・戦略のすべてを突き詰めたい人には、『ソード・シールド』や『スカーレット・バイオレット』といった現行Switch世代のタイトルが特におすすめ。

これらの作品はランクマッチ・バトルスタジアムといったオンライン機能が充実しており、世界中のトレーナーとリアルタイムで対戦可能。
育成も効率化されており、努力値や個体値調整がしやすくなっているため、対戦デビューには最適です。ポケモンHOMEや大会配信との連携もあり、競技シーンの入口としても人気です。
ストーリー重視で遊びたい人向け
感情移入しながらじっくりストーリーを楽しみたい方には、『ポケットモンスター ブラック・ホワイト』や『Pokémon LEGENDS アルセウス』がぴったりです。

『ブラック・ホワイト』はシリーズの中でも特にテーマ性が重厚で、「ポケモンと人間の関係」を深く掘り下げたストーリー構成が秀逸。

対して『レジェンズ アルセウス』は、神話や時代背景をもとにした独特の雰囲気と静かな感動が魅力です。セリフ回しやBGM、演出に心を動かされたという声も多く、物語の世界に没入したいプレイヤーに選ばれています。
まとめ
ポケモンシリーズは、単なるRPGの枠を超え、遊ぶ人のスタイルや目的に応じて多彩な楽しみ方ができる奥深いゲームです。はじめてのプレイヤーには親しみやすい作品が、やり込み派には育成・戦略要素の充実したタイトルが用意されており、自分に合った一本がきっと見つかるはずです。
また、対戦や育成にハマりたい人には最新世代のオンライン機能が整った作品、物語をじっくり味わいたい人にはストーリー性が際立つタイトルが最適です。シリーズの豊富さこそが、ポケモンが長年にわたって愛され続けている理由のひとつと言えるでしょう。