1対1で戦う大人気格闘ゲームのSTREET FIGHTER 6(ストリートファイター6)をプレイする上で、快適なプレイをに必要なのがアーケードコントローラーです。なんとなく選んでしまいがちですが、製品によって性能が全く違います。
お金をかけるならプレイ環境や性能をしっかり知って購入したいですよね?
この記事では、アケコンとゲームパッドの違いからレバータイプとレバーレスタイプの違い、選び方、おすすめメーカー、もちろんおすすめアーケードコントローラーも細かくご紹介していきます。
目次
アーケードコントローラーとゲームパッドの違い
格闘ゲームを楽しむ際、コントローラー選びは非常に重要です。中でも「アケコン(アーケードコントローラー)」と「ゲームパッド」は、操作性やゲーム体験に大きな違いがあります。
それぞれに独自の利点があり、どちらが自分に合っているのかを理解することが、ゲームプレイをより楽しむために重要です。ここからは、アケコンとゲームパッドの特徴を詳しく解説し、選び方のポイントを紹介します。
アケコンの特徴
アケコンは、アーケードゲーム機の操作盤を模したコントローラーで、特に格闘ゲームファンにとって象徴的なデバイスです。その特徴は以下の通りです。
ボタンの多さと配置
アーケードゲームで使用される標準的なボタン配置が再現されており、多くの場合、大型の押しやすいボタンが8個前後並んでいます。このレイアウトにより、複雑なコンボ入力がスムーズに行えるようになっており、力加減やタイミングを直感的に調整しやすい点が魅力です。
高精度な操作性
大きなレバー(ジョイスティック)を使ってキャラクターを操作するため、繊細で正確な動きが可能です。例えば、コマンド入力や高速な方向転換が求められるので、タイムラグの少ない高精度な操作を実現できます。
格闘ゲーム向けに特化
一部のプレイヤーは、アケコンを使用することでゲームセンターでプレイしているかのような臨場感を味わえると述べています。特に、大会やeスポーツでは標準的なデバイスとして利用されることが多いです。
ただし、デメリットとしては、アケコンはサイズが大きく重量もあるため、持ち運びには不向きです。また、操作感に慣れるまで時間がかかることもあり、初心者にはややハードルが高い場合があります。
ゲームパッドの特徴
ゲームパッドは、家庭用ゲーム機の標準コントローラーとして広く利用されているデバイスです。その特徴は以下の通りです。
汎用性が高い
格闘ゲームに限らず、RPG、シューティング、アクションなど、さまざまなジャンルのゲームに対応しています。そのため、格闘ゲーム以外のゲームも楽しみたいプレイヤーにとって理想的な選択肢です。
持ち運びが容易
ゲームパッドは軽量でコンパクトなため、持ち運びが非常に簡単です。外出先でのプレイや大会参加時にも便利です。また、ワイヤレスモデルも多いため、ケーブルに煩わされることなく快適に使用できます。
初心者に適した操作性
アケコンに比べて直感的に操作しやすく、初心者に適しています。特に、十字キーやアナログスティックは操作が簡単で、格闘ゲームを始めたばかりのプレイヤーでもスムーズにキャラクターを動かせます。
一方で、格闘ゲームにおける正確なコマンド入力や連続技の実行は、アケコンほど操作性が高くありません。また、小さなボタンを素早く押すことに慣れる必要があり、手が疲れやすいと感じる方もいます。
どちらを選ぶべきか?
アケコンとゲームパッドのどちらを選ぶべきかは、プレイするゲームジャンルや個人の好みによります。選び方の基準を以下にまとめました。
ゲームジャンルによる選択
格闘ゲームをメインで楽しみたい場合は、アケコンがおすすめです。高精度な入力とアーケードライクな操作感が魅力です。一方で、RPGやアクションゲームも並行してプレイしたい場合は、汎用性の高いゲームパッドが適しています。
個人のプレイスタイルに合わせた選択
臨場感や操作性を重視するならアケコンが向いています。特に、格闘ゲームの大会に出場したい場合や、ストリートファイターシリーズを本格的に楽しみたい場合はアケコンにしましょう。
手軽さやコンパクトさを求める場合は、ゲームパッドがおすすめです。初心者の方やカジュアルにゲームを楽しみたい方にもおすすめです。
レバータイプとレバーレスタイプの違い
アケコンには主に「レバータイプ」と「レバーレスタイプ」の2種類があります。
どちらも格闘ゲームをプレイする上で特徴的な操作感を持ち、プレイヤーの好みやプレイスタイルに大きく影響します。ここでは、それぞれのタイプの特徴、メリット、デメリットを詳しく解説していきます。
まずは表形式で見てみましょう。
特徴・比較項目 | レバータイプ | レバーレスタイプ |
---|---|---|
入力方式 | レバー+ボタン | 方向キーを含むすべてボタン操作 |
操作性 | 直感的で分かりやすい | 素早く正確な入力が可能 |
スピード | レバーの移動量に 依存するためやや遅い | 指の動きだけで 操作するため高速 |
正確性 | レバーの物理的操作で ミスが起こる場合あり | ボタン操作により 入力ミスが少ない |
慣れやすさ | アーケード経験者に 馴染みが深い | 新しい操作感に 慣れる必要がある |
疲労感 | 手首や腕を多く使うため 疲れやすい | 指だけで操作するため 疲れにくい |
複雑なコマンド入力 | 昇龍拳コマンドや 円入力が得意 | 一部の複雑なコマンドも 正確に入力可能 |
難易度 | 初心者でも馴染みやすい | 慣れるまで時間がかかる |
メリット | 伝統的な操作感 アーケードライクな体験 幅広いプレイヤー層に対応 | 入力スピードが速い 正確性が高い 長時間プレイでも疲れにくい |
デメリット | 腕や手首が疲れる 操作が遅くなる場合あり | 慣れが必要 アーケード操作感を 好む人は不向き |
レバータイプの特徴
レバータイプは、アーケードの雰囲気を再現したい方や、伝統的なスタイルを好むプレイヤーにおすすめです。ただし、慣れるまで少し時間がかかることがあるため、練習を重ねて操作を自分のものにする必要があります。
レバーレスタイプの特徴
レバーレスタイプは、最新の入力スタイルを試したい方や、正確性とスピードを重視するプレイヤーに向いています。一方で、新しい操作方法に慣れるためには練習が必要で、特にレバータイプに慣れたプレイヤーには操作性を改めて覚えなおす必要があります。
アーケードコントローラーの選び方
アケコンは、格闘ゲームを快適にプレイするための重要ですが、さまざまな種類や仕様があるため、初めて選ぶ際には何を基準にすれば良いか迷うことも多いと思います。
ここでは、アケコン選びで重視すべきポイントを詳しく解説します。
対応機種を確認する
アケコンを選ぶ際、最初に確認すべきポイントは「対応機種」です。ストリートファイター6をプレイする場合、対応するプラットフォームを事前に確認することで、購入後のトラブルを避けられます。
- 主な対応プラットフォーム
- PlayStation系:PS5やPS4に対応したモデル。
- PC:USB接続やBluetoothでPCに対応するモデル。
- Xbox系:Xbox Series X/SやXbox One用のモデル。
- マルチプラットフォーム対応:複数のデバイスで使用可能な汎用モデル。
- 注意点
- コンソール向けのアケコンがPCで使用できない場合があります。
一部のモデルは追加のドライバが必要になることもあります。
- コンソール向けのアケコンがPCで使用できない場合があります。
対応機種の確認を怠ると、せっかく購入したアケコンが使用できないという事態になりかねません。ゲームに使用するプラットフォームを確認して選びましょう。
操作性を重視する
アケコンの操作性は、ゲームプレイの快適さに大きく影響します。これらの要素は個人の好みによる部分が大きいため、可能であれば実際に触って確かめることをおすすめします。
ボタンの感触
- ボタンの押し心地やクリック感は製品ごとに異なる。
- 押下圧の軽いモデルは連打が必要な操作に向いています。
サイズと重量を考慮する
アケコンのサイズと重量も選択の重要なポイントです。これらはプレイ環境や持ち運びの頻度に応じて最適なモデルが異なります。
- サイズ
- フルサイズモデルは広いボタン配置で安定感があるため、机置きに適しています。
- コンパクトモデルは軽量で持ち運びに便利ですが、操作スペースが狭くなる場合があります。
- 重量
- 重量のあるモデルは膝置きでも安定しやすく、プレイ中にズレにくい。
- 軽量モデルは持ち運びやすい反面、激しい操作で動きやすい可能性があります。
カスタマイズ性とメンテナンス性
アケコンを長く使い続けるには、カスタマイズ性やメンテナンス性も重要です。これらの要素が高いモデルは、自分の好みに合わせた調整や故障時の修理が簡単です。
- カスタマイズ性
- ボタンやレバーを交換可能なモデルは、自分好みの感触やデザインに変更できます。
- 天板デザインを変更できるモデルもあり、個性を演出したい方におすすめ。
- メンテナンス性
- 簡単に内部にアクセスできる設計のモデルは、掃除や部品交換がしやすい。
- 内部配線が整理されているモデルは作業がスムーズです。
アケコンを自分仕様にカスタマイズすることで、より快適なゲーム体験が得られます。また、定期的なメンテナンスを行うことで、長期間安定した性能を維持できます。
価格帯とコストパフォーマンス
アケコンの価格帯は幅広く、エントリーモデルからハイエンドモデルまでさまざまです。予算やプレイスタイルに応じて、コストパフォーマンスの良い製品を選びましょう。
- エントリーモデル(~1万円)
- 初心者に最適な価格帯。基本的な機能が揃っています。
- ミドルレンジモデル(1~2万円)
- 品質と価格のバランスが良い製品が多い。
- ハイエンドモデル(3万円~)
- プロゲーマーや大会向けの高性能モデル。
価格だけでなく、耐久性や機能性も考慮して選ぶことで、より満足度の高い買い物ができます。初心者はまずエントリーモデルから試し、慣れてきたら上位モデルにステップアップするのも良いと思います。
アーケードコントローラーのおすすめメーカー
アケコンを選ぶ際、メーカーごとの特徴や強みがあります。ここでは、代表的なアケコンメーカー5社の特徴とおすすめポイントを詳しく解説します。
メーカー名 | 特徴 | おすすめポイント |
---|---|---|
三和電子 | 業務用パーツの リーディングメーカー | 高い信頼性と耐久性を持つパーツ アーケード筐体と同じ感覚で使用可能 プロゲーマーが認める精密な操作性 パーツ交換にも対応し、カスタマイズに最適 |
Qanba | デザイン性と性能を 兼ね備えたブランド | 初心者から上級者まで選べる幅広いラインナップ スタイリッシュなデザインで、高い所有感を提供 三和電子製パーツを採用し、確かな品質を実現 |
HORI | 日本発の定番 アケコンメーカー | コストパフォーマンスが良く、初めてのアケコンとして最適 国内メーカーならではのサポート体制が充実 初心者向けからプロ向けまで揃う |
Victrix | プロ向けの 高級ブランド | 高級感あるアルミ素材を使用し、大会でも映えるデザイン 入力の正確性と耐久性を追求したプロ仕様 カスタマイズやメンテナンスに適している |
Razer | ゲーマー向け 周辺機器の大手 | RGBライティングや多機能ボタンを搭載 カスタマイズ性が高く、個別の設定が可能 洗練された外観で、自宅でも大会でも目を引く存在感 |
おすすめのメーカーをご紹介しましたので、ぜひチェックしてみてください。
タイプ別のおすすめアーケードコントローラー
「レバータイプ」と「レバーレスタイプ(ヒットボックス)」、それぞれのおすすめアーケードコントローラーをご紹介します。
レバータイプのアーケードコントローラー
Qanba Obsidian 2
Qanba Obsidian 2は、eスポーツプレイヤーのために生まれた最新機種のアーケードコントローラーです。三和電子製のジョイスティックレバーと押しボタンスイッチを採用しています。
本体裏側のネジを外せば、ボタン・ジョイスティックレバー、レバーボールの交換、カスタマイズすることができます。
Victrix by PDP Pro FS Arcade Fight Stick
Victrix PDP Pro FSは、PS5のアーケイドコントローラーです。航空機なみの耐久性を誇る1枚のアルミニウムから作られています。
人間工学に基づいたボタンレイアウト、6.28°の手首部分の傾斜、背面にある内蔵フォームラップパッドにより、快適な操作性を実現しています。
Razer Panthera Evo
Razer Panthera Evoは、プロシーンでも信頼性の高い三和電子製8方向ジョイスティックレバーを採用したアーケードコントローラーです。
ボタンにはアクチュエーションポイントを短く設定したRazerメカニカルスイッチを採用し、より速い反応速度でコマンド入力することが可能です。
HORI Pro.V HAYABUSA
HORI リアルアーケードPro.V HAYABUSAは、コマンド入力精度が向上した2017年モデルのリアルアーケードコントローラーです。純正パッド同様のヘッドセット使用が可能。
従来ボタンより厚み1.4mm減少&ストローク0.3mm短縮によりボタンの戻りが早くなり、素早い入力が可能になります。
HORI ファイティングスティックα
HORI ファイティングスティック αは、自分好みにメンテナンス、カスタマイズが可能なホリの最新型アーケードスティックです。
天面のデザインプレートを自分だけのオリジナルデザインにカスタマイズ可能。筐体を開けて内部へのアクセスが簡単にでき、スティックやボタンをメンテナンスできます。
8BitDo Arcade Stick
8BitDo Arcade Stickは、22時間の充電式バッテリーを搭載したアーケードスティックコントローラーです。
安定した接続とコントローラーは、封鎖されていない/ドッキングされている間に自動的にオン/オフになります。
レバーレスタイプのアーケードコントローラー
Hit Box
Hit Boxは、レバーレスゲームコントローラーです。ハードな使用にも耐えられる丈夫な金属ケースとプレキシガラスで作られています。
スティックの操作による入力ミスや無駄を一切排除し、指先全体を使ったタイピング方式のコマンド入力に変換することで、より早くより正確な操作を実現しています。
Victrix PDP Pro FS-12
Victrix PDP Pro FS-12は、超耐久設計のカスタムメイドのアーケードファイトスティックコントローラーです。航空機なみの耐久性を誇る1枚のアルミニウムから制作。
人間工学に基づいたボタンレイアウト、6.28°の手首部分の傾斜、背面にある内蔵フォームラップパッドにより、快適な操作性になっています。
Haute42 T16
Haute42 レバーレスアケコン T16は、薄型のラウンドボタンパッドコントローラーです。全ボタンで30mmのキーキャップを備え、キースイッチに応答性の高いKailh Choc V2 赤軸を使用。
ゲーマーが求める機能性とカスタマイズ性を高いレベルで実現しており、多様なゲーム環境での使用に最適です。
PUNK WORKSHOP
PUNKWORKSHOP レバーレスは、レバーレスコントローラーです。競技シーンでの使用を目的とした、より迅速な入力を可能にする新型超低ストロークボタン、PUNK WORKSHOP PRO BUTTONを搭載。
PCゲーム用に最適化された、PUNK WORKSHOPオリジナルファームウェアを搭載したチップ(PKB)を使用しています。
Razer Kitsune
Razer Kitsuneは、通常モデルのレバーレスアーケードコントローラーです。
ジョイスティックから4つの方向ボタンへと変えたこのコントローラーでは、従来のファイトスティックでありがちな入力エラーの心配がなく、瞬時のチャージから複雑なモーションの滑らかな実行まで歯切れの良いプレイを可能にしています。
VARMILO FK2
VARMILO FK2は、美しいデザインと高い品質を誇るカスタムメカニカルキーボードです。
機能性とデザイン性の両方を追求したこのモデルは、タイピングの快適さを求めるユーザーや、美しいデスク環境を構築したいユーザーに最適です。
まとめ
アーケードコントローラー(アケコン)は、ストリートファイター6などの格闘ゲームをより快適に、そして本格的にプレイするための重要なデバイスです。
本記事では、アケコンとゲームパッドの違い、レバータイプとレバーレスタイプの違い、アケコンの選び方、おすすめメーカー、タイプ別おすすめアーケードコントローラーについて詳しく解説しました。
この記事で紹介したポイントを参考に、プレイスタイルや予算に合った最適なアケコンを見つけてみてください。