ファイナルファンタジー(FF)シリーズは、1987年に第1作が発売されて以来、RPGの代表格として世界中のプレイヤーを魅了し続けてきました。
壮大なストーリーや魅力的なキャラクター、作品ごとに進化を遂げるシステムなど、その魅力は世代を超えて語り継がれています。しかしナンバリングや派生作品が数多く存在するため、「どれから始めればいいのか」「最高傑作はどれなのか」と迷う人も少なくありません。
そこでこの記事では、シリーズの特徴をふまえながら人気作品をランキング形式で30本紹介し、初心者におすすめの入門作や話題の最新作についても解説していきます。
目次
- 1 FFシリーズの魅力とは?
- 2 初心者はどのFFから始めるべき?
- 3 FFシリーズのおすすめ人気ランキング30選
- 3.1 最新作|ファイナルファンタジータクティクス – イヴァリース クロニクルズ デラックスエディション
- 3.2 ファイナルファンタジーX/X-2
- 3.3 ファイナルファンタジーVII
- 3.4 ファイナルファンタジーIX
- 3.5 ファイナルファンタジーVI
- 3.6 ファイナルファンタジーXIV
- 3.7 ファイナルファンタジーV
- 3.8 ファイナルファンタジーVIII
- 3.9 ファイナルファンタジーXV
- 3.10 ファイナルファンタジーXI
- 3.11 ファイナルファンタジーIV
- 3.12 ファイナルファンタジーXII
- 3.13 ファイナルファンタジーIII
- 3.14 ファイナルファンタジーXIII/XIII-2/リターンズ
- 3.15 ファイナルファンタジーI
- 3.16 ファイナルファンタジーII
- 3.17 ファイナルファンタジーXVI
- 3.18 ファイナルファンタジー零式
- 3.19 ファイナルファンタジータクティクス
- 3.20 ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル
- 3.21 ファイナルファンタジー エクスプローラーズ
- 3.22 ディシディア ファイナルファンタジー
- 3.23 ファイナルファンタジー レコードキーパー
- 3.24 ファイナルファンタジー ブレイブエクスヴィアス
- 3.25 クライシス コア -ファイナルファンタジーVII- リユニオン
- 3.26 シアトリズム ファイナルバーライン
- 3.27 ストレンジャー オブ パラダイス ファイナルファンタジー オリジン
- 3.28 ワールド オブ ファイナルファンタジー
- 4 最高傑作と評されるFF作品はこれ!
- 5 新作・リメイクの最新情報
- 6 FFシリーズの作品別特徴まとめ
- 7 よくある質問
- 8 まとめ
FFシリーズの魅力とは?
ファイナルファンタジーシリーズは、30年以上にわたり世界中のゲーマーを惹きつけてきた名作RPGです。作品ごとに新たな試みを取り入れつつも、共通する世界観や音楽、圧倒的なストーリーテリングでファンを魅了してきました。
ナンバリング作品とスピンオフの違い
FFシリーズと一口に言っても、「I~XVI」といったナンバリング作品と、チョコボやディシディアといったスピンオフ作品に大別できます。
ナンバリングは基本的に独立した物語を持ち、それぞれが完結した世界観を展開しているため、どの作品から遊んでも理解しやすいのが特徴です。一方、スピンオフは本編の要素を活かしつつ、カードバトルや対戦アクション、スマホ向けRPGなど多彩なジャンルに広がっています。
遊び方の幅が広がることで、シリーズをさらに楽しめる点が大きな魅力といえるでしょう。
RPGの金字塔としての歴史と進化
1987年に発売された初代『ファイナルファンタジー』は、当時のファミコン市場において革新的なRPGとして注目を集めました。以降、グラフィックや音楽、バトルシステムは世代ごとに進化を遂げ、FFVIIでは3DポリゴンとCGムービーを導入、FFXIやXIVではオンラインRPGとして新たな可能性を切り開きました。
常に新しい挑戦を続けてきた点こそが、長年愛され続ける理由の一つといえるでしょう。
世代ごとの特徴
FFシリーズは世代ごとに明確な特徴があります。
ファミコン・スーパーファミコン時代(I~VI)は、ドット絵で表現されたファンタジー色の強い物語が中心です。プレイステーションに移行したVII~IXは、3D化と同時にストーリーの重厚さが増し、キャラクター描写も一段と深まりました。さらに、X~XIIはボイスやアクティブな戦闘システムを導入し、臨場感のある冒険を実現。
近年のXIII~XVIでは、シネマティックな演出やアクション性の高いバトルが取り入れられ、RPGとアクションの融合が進んでいます。世代ごとの進化を追うだけでも、ゲーム史そのものを振り返る楽しみがあるのです。
初心者はどのFFから始めるべき?
ファイナルファンタジーシリーズは作品数が多く、それぞれに異なる魅力があります。
初めて遊ぶ方にとって「どれから始めれば良いのか」は大きな悩みどころでしょう。ここでは、プレイヤーの好みに合わせておすすめの作品を紹介します。ストーリーをじっくり味わいたい人、遊びやすさを重視したい人、最新ハードで快適に楽しみたい人、それぞれの視点から選びやすく整理しました。
ストーリー重視派におすすめの作品
物語を大切にしたい方には、『ファイナルファンタジーX』がおすすめです。
壮大な世界観と切ないストーリー展開は、シリーズの中でも特に高い評価を得ています。感情移入しやすいキャラクター描写と、映像美を活かした演出が強みで、初めてのFFでも十分楽しめます。また、『ファイナルファンタジーVII(リメイク含む)』も人気が高く、近未来を舞台にした重厚なストーリーは世代を問わず支持されています。
バトルシステムが遊びやすい作品
RPGに慣れていない初心者には、システムがシンプルで理解しやすい『ファイナルファンタジーIV』や『ファイナルファンタジーVI』が向いています。従来型のターン制バトルで操作がわかりやすく、物語と戦闘のバランスが取れている点が魅力です。
もう少し現代的な遊び心地を求めるなら、『ファイナルファンタジーXII ザ ゾディアック エイジ』もおすすめです。オートで戦闘が進む仕組みを取り入れており、アクションが苦手な人でも快適にプレイできます。
最新ハードでプレイしやすい作品
最新のハードで快適に始めたいなら、『ファイナルファンタジーXVI』が代表的です。アクション性の高い戦闘と映画のような演出は、従来のRPGの枠を超えた体験を提供してくれます。
加えて、シリーズの入門として安定した人気を誇る『ファイナルファンタジーVII リメイク』もPS5やPCで遊びやすく、グラフィックや操作感が現代的に刷新されています。最新機種で手に入れやすいタイトルから始めるのも、シリーズに触れる良いきっかけとなるでしょう。
FFシリーズのおすすめ人気ランキング30選
数多く展開されてきたファイナルファンタジーシリーズの中から、ナンバリング作品に加えてリメイク・スピンオフも含めたおすすめ30本をランキング形式で紹介します。
名作として語り継がれるタイトルから、近年の新作・派生作品まで幅広く網羅しました。
最新作|ファイナルファンタジータクティクス – イヴァリース クロニクルズ デラックスエディション



シリーズ屈指の名作とされる『ファイナルファンタジータクティクス』を中心に、イヴァリースを舞台とした関連作をまとめた豪華版。戦略性の高いバトルと重厚なストーリーは、今遊んでも色あせません。
特に政治劇や裏切りを描いた展開はファンの間で評価が高く、シミュレーションRPGの金字塔といえるでしょう。リマスターによって映像が向上し、初心者でも手を出しやすい内容に調整されています。
ファイナルファンタジーX/X-2


PS2で登場した『X』とその続編『X-2』を収録したセット版。『X』はティーダとユウナの切ない物語が世界中で高く評価され、シリーズ最高傑作と呼ぶ人も多い作品です。
一方『X-2』は、女性キャラクター中心の冒険と爽快なバトルシステムが特徴で、前作とは異なる明るい雰囲気を楽しめます。HDリマスター版ではグラフィックが改善され、現在のハードでも十分美しい映像でプレイ可能です。
ファイナルファンタジーVII

世界的ヒットを記録したFFシリーズ屈指の名作。クラウド、セフィロス、エアリスといったキャラクターはゲーム史に残る存在感を放ちます。
近未来都市ミッドガルを舞台に繰り広げられるストーリーは、環境問題や人間の生き方を問いかける深いテーマ性も兼ね備えています。PS時代のCG映像は当時として革新的で、今なお語り継がれる理由となっています。
ファイナルファンタジーVII リメイク


オリジナルの魅力を継承しながら、現代的なアクションバトルと映画的演出を導入したリメイク版。
キャラクター同士のやり取りや世界観がより深堀りされ、ファンにとって新鮮な体験となっています。分作形式で進行中のため、続編にも大きな期待が寄せられています。
ファイナルファンタジーVII リバース

ファイナルファンタジーIX

「原点回帰」をテーマにしたファンタジー色が強い一作。ジタンとガーネットを中心とした冒険は温かみがあり、ビビの存在がプレイヤーの心を揺さぶります。
ドットと3Dの融合が絶妙で、シリーズの中でも童話的な雰囲気が際立つタイトルです。ゲームシステムはシンプルで遊びやすく、初心者にもおすすめできます。
ファイナルファンタジーVI

2D時代の集大成と呼ばれる作品。14人もの仲間が登場し、群像劇的に物語が展開します。
魔導の力と機械文明の対立を描いたストーリーは壮大で、シリーズ史上屈指の完成度を誇ります。特に狂気の皇帝ケフカの存在感は圧倒的で、ゲーム史に残る悪役として語り継がれています。
ファイナルファンタジーXIV

オンラインRPGとして世界規模の人気を誇るタイトル。大型拡張パッケージごとに新しいストーリーと冒険が追加され、長期的に遊べる点が魅力です。
仲間と協力して挑むバトルや、自由度の高いクラフト要素など、コンテンツの充実ぶりはシリーズ随一。RPGファンだけでなく、MMOプレイヤーにも広く支持されています。
ファイナルファンタジーV

ジョブチェンジシステムの自由度が高く、戦略的に育成できる点が魅力。シンプルな物語ながら、バトルの奥深さが際立つ作品です。
特にアビリティの組み合わせによる戦略はプレイヤーの個性が出やすく、繰り返し遊べるリプレイ性の高さがあります。
ファイナルファンタジーVIII

学園を舞台にした独特の世界観と、スコールとリノアの恋愛要素が物語の軸。
ジャンクションシステムという独自の成長要素は賛否あるものの、やり込み派には奥深いシステムです。映像面でもPS時代としては革新的で、シネマティックな演出が話題を呼びました。
ファイナルファンタジーXV

広大なオープンワールドを仲間と旅するロードムービー的な作品。ノクトと仲間たちの友情を描いた物語は、従来のシリーズとは一線を画します。
車での移動やキャンプなど現代的な要素が取り入れられ、シリーズの中でも異色の存在です。
ファイナルファンタジーXI

シリーズ初の本格オンラインRPG。2002年のサービス開始から20年以上経った今もなお遊ばれており、歴史的な意義が大きいタイトルです。
広大なヴァナ・ディールの世界での冒険は、当時のオンラインRPGの常識を変えました。
ファイナルファンタジーIV

「アクティブタイムバトル」を初めて導入した歴史的作品。
セシルの成長と愛を描いたストーリーはドラマ性が高く、RPGの新しい可能性を切り開きました。王道的な物語が好きな人には特におすすめです。
ファイナルファンタジーXII


イヴァリースの広大な世界を舞台に、戦略性の高いガンビットシステムを採用。
プレイヤーの設定次第で自動戦闘を組み立てられるため、戦略性が深く長時間遊べる作品です。
ファイナルファンタジーIII

シリーズで初めてジョブチェンジを導入した作品。
物語はシンプルながらも自由な育成が楽しめ、ドット時代のFFの魅力を存分に味わえます。
ファイナルファンタジーXIII/XIII-2/リターンズ



ライトニングを主人公とする三部作。美しい映像とスピーディーなバトルが特徴で、シリーズの中でも映画的な演出が強い作品群です。
一本道の構成ながら後半はやり込み要素も多く、ファンからの支持を集めています。
ファイナルファンタジーI

シリーズの原点。シンプルなRPGながら、勇者たちの冒険を描く物語は今なお色あせません。
シリーズのルーツを体験したい人におすすめです。
ファイナルファンタジーII

独特の成長システムを導入した実験的作品。
武器や魔法を使うほど熟練するシステムは個性的で、シリーズの挑戦的な姿勢を示しています。
ファイナルファンタジーXVI

最新のナンバリング作品。
ダークな世界観とアクション性の高いバトルで新しいファン層を獲得しました。召喚獣同士の大規模バトルは圧巻の迫力です。
ファイナルファンタジー零式

アカデミーを舞台にした群像劇的ストーリー。
重厚なテーマ性と、アクション寄りの戦闘システムが特徴で、ナンバリングとは異なる魅力を放ちます。
ファイナルファンタジータクティクス

戦略シミュレーションRPGの代表格。
イヴァリースを舞台にした政治劇や裏切りを描いたストーリーは、今も根強い人気を誇ります。
ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル


協力プレイを楽しめるスピンオフ。
仲間と力を合わせて冒険を進めるスタイルは、家族や友人と遊ぶのに最適です。
ファイナルファンタジー エクスプローラーズ

ハンティングアクション風の作品で、ジョブを駆使したマルチプレイが特徴。
気軽に遊べる外伝的タイトルです。
ディシディア ファイナルファンタジー

歴代キャラが集結する対戦アクション。
ファンにとっては夢のようなクロスオーバーで、ビジュアル面の迫力も魅力です。
ファイナルファンタジー レコードキーパー
スマホ向けタイトルながら、歴代FFの名シーンを追体験できる点が高評価。
シリーズファンなら懐かしさを楽しめます。
ファイナルファンタジー ブレイブエクスヴィアス
世界展開したスマホRPG。
ドットと現代的演出の融合で、新旧ファンに親しまれました。
クライシス コア -ファイナルファンタジーVII- リユニオン



『VII』の外伝でザックスを主人公とした物語。
映像や操作性が大幅に進化し、原作ファンはもちろん新規プレイヤーにも人気です。
シアトリズム ファイナルバーライン


FFシリーズの名曲を楽しめるリズムゲーム。
音楽の力で作品の思い出がよみがえり、ファン必携の一作です。
ストレンジャー オブ パラダイス ファイナルファンタジー オリジン


初代FFを新解釈したアクションRPG。
骨太な戦闘とダークな物語が特徴で、コアゲーマーにおすすめです。
ワールド オブ ファイナルファンタジー

デフォルメされたキャラが登場する可愛らしいRPG。
歴代キャラや召喚獣が多数登場し、入門としても最適です。
最高傑作と評されるFF作品はこれ!
数多くのナンバリングやスピンオフが存在するファイナルファンタジーシリーズですが、ファンや批評家から「最高傑作」と呼ばれる作品はいくつかに絞られます。その評価は時代やプレイヤー層によって変わりますが、支持の厚さや完成度の高さ、そして心に残るストーリー性などが大きな要因となっています。
ファンからの支持が厚い作品
もっとも広くファンに支持されているのは『ファイナルファンタジーVII』です。
世界的なヒットを記録しただけでなく、クラウド、エアリス、セフィロスといったキャラクターはゲーム史を代表する存在になりました。発売当時の革新的な3D映像表現は多くのプレイヤーに衝撃を与え、今でも根強い人気を誇ります。
加えて、リメイク作品やスピンオフが次々と登場していることも、ファンの厚い支持を裏付けています。
ゲームシステムの完成度が高い作品
システム面で高く評価されるのは『ファイナルファンタジーV』と『ファイナルファンタジーXII』です。
『V』ではジョブチェンジとアビリティの組み合わせによる自由度が高く、今なお多くのプレイヤーが「育成の面白さでは最高」と評価しています。一方『XII』はガンビットシステムによって、仲間の行動を細かく設定できる自由度の高い戦闘を実現。
戦略性に富んだシステムは、ナンバリングの中でも独自性を持つ完成度を誇ります。
ストーリー評価が特に高い作品
ストーリー性の高さで名作と呼ばれるのは『ファイナルファンタジーX』と『ファイナルファンタジーVI』です。
『X』はユウナとティーダの切ない物語がプレイヤーの心を強く打ち、ラストシーンは今なおゲーム史に残る名場面として語られています。『VI』は群像劇を描いた壮大なシナリオが特徴で、登場キャラクター一人ひとりにドラマが用意されています。
物語の深さを重視する人にとって、この2作は外せないでしょう。
新作・リメイクの最新情報
ファイナルファンタジーシリーズは過去の名作をリメイクする一方で、新しい挑戦も続けています。最新の技術で描き直される作品は、当時を知るファンにとっては懐かしく、初めて触れる世代には新鮮な体験となります。
『ファイナルファンタジーVII リバース』の見どころ
大ヒットを記録した『FFVII リメイク』の続編として登場するのが『ファイナルファンタジーVII リバース』です。
本作ではミッドガル脱出後の物語が描かれ、クラウドや仲間たちの旅がさらに広がります。映像表現は一層進化し、フィールド探索や戦闘システムも強化されており、プレイヤーの没入感を高めています。原作で印象的だったエアリスやセフィロスとの物語がどのように再構築されるのか、多くのファンが注目しています。
『ファイナルファンタジーXVI』の魅力と評価
シリーズ最新のナンバリング作品『ファイナルファンタジーXVI』は、従来のRPG要素に加え、アクションゲームの要素を大胆に取り入れた意欲作です。
ダークファンタジーの世界観を基調とし、召喚獣同士の巨大な戦いが圧巻の迫力を誇ります。プレイ体験はこれまでのFFとは異なり、戦闘のテンポや爽快感が高く評価されています。一方で、従来型のコマンド式RPGを好む層からは賛否もありますが、新たなファン層を開拓した点は間違いありません。
今後期待されるシリーズ展開
FFシリーズはリメイク作品に加えて、オンラインやスピンオフを含めた多方面での展開が期待されています。
『FFXIV』は継続的なアップデートにより物語とシステムが進化し続けており、今後もオンラインRPGの柱として注目されるでしょう。また、『FFVII』リメイク三部作の最終章や、過去作のリマスター化も噂されています。
加えて、新世代のハードに最適化された完全新作の構想も進んでいるとされ、シリーズがどの方向へ進むのかファンの期待は高まるばかりです。
FFシリーズの作品別特徴まとめ
ファイナルファンタジーは、ハードの進化と共に表現方法やゲームシステムを変化させてきました。ドット絵から始まり、3D表現の導入、そしてHD化によるシネマティックな演出へと時代を反映しながら進化を続けています。
クラシック世代(I~VI)の特徴
1987年に始まった初期作は、ファミコンやスーパーファミコンを中心に展開されました。この世代はドット絵で描かれる温かみのある表現と、シンプルながらも王道のRPG要素が特徴です。
『III』や『V』ではジョブシステムが導入され、自由なキャラクター育成を楽しめるようになりました。また、『IV』ではアクティブタイムバトル(ATB)を初めて採用し、シリーズに新しい戦略性をもたらしました。シナリオ面では『VI』が群像劇として高く評価され、シリーズの物語性を決定づけた世代といえます。
3D化以降(VII~XII)の特徴
プレイステーション世代に突入すると、『VII』で初めてポリゴンとCGムービーが導入され、映像表現が飛躍的に進化しました。『VIII』や『IX』ではキャラクター表現が洗練され、ストーリーの深みも増していきます。
『X』ではボイスが初めて採用され、感情表現が一層豊かになりました。さらに『XI』ではシリーズ初のオンラインRPGが登場し、これまでのシングルプレイ主体から大きく広がりました。『XII』はガンビットシステムによって仲間の行動をカスタマイズでき、戦闘の自由度が飛躍的に高まったのも特徴です。
HD・現代作品(XIII~XVI、リメイク作品など)の特徴
ハイビジョン世代以降の作品では、映像美と映画的な演出が大きな魅力になりました。
『XIII』は直線的な進行が議論を呼びつつも、美麗なグラフィックで新しいFF像を提示しました。『XIV』はMMORPGとして長期的な進化を続け、世界中のユーザーに支持されています。『XV』ではオープンワールドの旅が描かれ、仲間との絆を中心に据えた新しい物語の形が提示されました。
最新作『XVI』はアクション性を強め、召喚獣同士の迫力ある戦闘が注目を集めています。また、『VII リメイク』をはじめとしたリメイク作品は、旧作の魅力を現代的に再構築し、幅広い世代にFFの魅力を再認識させています。
よくある質問
ファイナルファンタジーシリーズは作品数が非常に多いため、初めて触れる人は疑問を抱くことも少なくありません。ここでは、特によく寄せられる質問をまとめて解説します。プレイ前に気になる点を解消して、自分に合った作品を選ぶ参考にしてください。
FFシリーズの時系列は?
基本的にファイナルファンタジーのナンバリング作品は、時系列でつながっているわけではありません。
『I』から『XVI』までそれぞれ独立した世界観を持ち、順番通りにプレイする必要はないのが大きな特徴です。ただし、イヴァリースを舞台にした『タクティクス』『XII』、また『VII』とその派生作など、一部のシリーズは世界観を共有しています。
時系列よりも「遊びたい作品」から始めて問題ないといえるでしょう。
ストーリーは作品ごとに独立している?
はい、多くのFF作品は一作ごとにストーリーが完結しており、過去作を遊んでいなくても理解できるようになっています。登場人物や舞台設定もそれぞれ異なり、各作品ごとに新鮮な体験ができます。
ただし、例外として『X』と『X-2』のように直接的に続編となっている場合や、『VII リメイク』のように旧作を再構築した作品は、関連性を意識するとより楽しめます。
FFはオンライン(MMORPG)もある?
あります。
『ファイナルファンタジーXI』と『ファイナルファンタジーXIV』がシリーズのオンラインRPG作品です。
いずれも世界中に多くのプレイヤーがおり、長期間にわたってサービスが続けられています。シングルプレイ主体の他ナンバリング作品とは異なり、仲間と協力して冒険できるのが大きな魅力です。特に『XIV』は定期的に大型アップデートが行われ、新しいストーリーやコンテンツが追加され続けています。
リメイクとオリジナルはどちらがおすすめ?
これはプレイヤーの好みによります。オリジナル版は当時の空気感やゲーム史的な価値を体験できる一方、リメイク版は映像や操作性が現代仕様に進化しており、遊びやすさが向上しています。
特に『VII』や『X』のHDリマスターなどは初心者にも入りやすい内容です。過去作を味わいたい人はオリジナル、最新技術で手軽に楽しみたい人はリメイク、と考えると選びやすいでしょう。
まとめ
ファイナルファンタジーシリーズは、初代から最新作まで一貫して革新的な試みを続けてきたRPGの金字塔です。ドット絵時代のクラシックな魅力から、3D化による映像表現の進化、そして現代のシネマティックな演出やアクション性の強化まで、時代ごとに異なる楽しみ方があります。
どの作品も独自の魅力を持ち、ストーリーを重視する人、バトルシステムにこだわりたい人、最新技術を体感したい人など、プレイヤーの好みに合わせて選ぶことが可能です。
初めて触れる人も、懐かしさから再び遊びたい人も、自分に合った一本を見つけることでFFの壮大な世界を存分に楽しめます。ぜひ好きな作品をえらんでみてください。