PS5でゲームをプレイする際、「もっと正確なエイム操作がしたい」「チャットやコマンド入力を快適にしたい」と感じたことはありませんか?
実は、PS5では一部のゲームタイトルでキーボード&マウスを“直差し”してプレイすることが可能です。FPSやMMORPGなど、マウスによる精密操作が求められるジャンルでは特にその恩恵は大きく、PC感覚で快適にプレイできる点が魅力です。
この記事では、PS5において正式にキーボード&マウス操作に対応しているおすすめゲーム20選を厳選してご紹介。接続方法や注意点、非対応ソフトの情報もあわせて解説するので、これから導入を考えている方はぜひ参考にしてください。
目次
PS5でキーボード&マウスを使うメリットとは?
PS5では、対応ソフトに限ってキーボード&マウスを直接接続することができます。特にFPSやMMORPGといったジャンルでは、操作性の向上や快適さの面で大きなメリットがあります。
ここでは、PS5でキーボードとマウスを使うことで得られる主な利点を3つに分けて解説します。
エイムの正確さが大幅に向上する
FPSやTPSなどのシューティングゲームでは、右スティックで視点を操作するコントローラーよりも、マウスの方が圧倒的に細かい操作が可能です。
マウスを使えば、素早いフリックやピンポイントでのヘッドショットも狙いやすくなり、反応速度の違いが如実にスコアに反映されます。エイム力を重視するプレイヤーにとって、マウス操作は大きな武器になります。
チャットやコマンド入力が快適になる
MMORPGやサンドボックス系のゲームでは、チャットやテキストコマンドの入力が頻繁に行われます。
PS5のコントローラーによる文字入力はどうしても遅くなりがちですが、キーボードを接続すればタイピングが格段に快適になります。ギルドチャットやアイテムコマンド、フレンドとのメッセージ送信などもスムーズにこなせるようになり、ゲーム内でのコミュニケーションが圧倒的に効率化されます。
PCゲーマーにとって操作が馴染みやすい
普段PCでゲームをしているプレイヤーにとって、PS5のコントローラー操作は違和感がある場合も少なくありません。
キーボードとマウスをPS5でも使用すれば、慣れ親しんだ操作感のままプレイできるため、学習コストなくゲームに集中できます。また、ゲームによっては設定項目やインターフェースがPC版と共通なものも多く、操作の移行がスムーズになる点もメリットです。
PS5のキーボード&マウス対応ゲームソフトおすすめ20選
PS5では、すべてのゲームがキーボード&マウスに対応しているわけではありません。しかし、一部のタイトルでは“直差し”でキーボードとマウスが使えるように設計されており、特にFPSやMMORPGなどのジャンルでその効果を大きく発揮します。
ここでは、ジャンルごとに「キーボード&マウス操作」に対応したPS5ゲームの中からおすすめソフトをピックアップして紹介します。精密な操作性を求める方は、ぜひ参考にしてみてください。
FPS・TPS系タイトル
Call of Duty ブラックオプス コールドウォー

Call of Duty: Black Ops Cold Warは、PS5で120fps出力が可能なパフォーマンスモードを搭載し、リズミカルなエイムや撃ち合いが“滑らか”と高評価となっています。
さらに、動的4K解像度を維持しつつ、120fpsモードが動作しているとの検証もあり。マルチプレイヤーでは「滑らかでバターのような操作性」と評されるなど、競技志向のユーザーにも大きなアドバンテージがあります。
Call of Duty Modern Warfare III

Call of Duty Modern Warfare IIIは、シリーズの人気キャラクター「プライス大尉」や「ゴースト」たちが再び登場する、迫力満点のFPSです。
シングルプレイヤーキャンペーンでは、グローバルなテロの脅威に立ち向かう濃密なストーリーが展開されます。マルチプレイモードでは、クラシックなマップや新要素を組み合わせた戦略的バトルが楽しめます。
Call of Duty Modern Warfare II

Call of Duty : Modern Warfare IIは、PS5で最大4K/120fps&VRR対応のパフォーマンスモードを備え、高リフレッシュレートで滑らかな対戦体験が可能です。
最新のIW 9エンジン搭載により、キャンペーンでは4K/60fps、マルチでは1440p/120fpsに動的スケーリングで対応し、ビジュアルと動作のバランスに優れています。PS5では120fpsが安定しやすく、Xbox Series Xよりもフレーム安定性で有利との比較検証もあります。
Fortnite

Fortniteでは、「パフォーマンスモード」を有効にし、ゲーム内設定から120 FPSモードをオンにすることで利用可能です。
このモードでは解像度がネイティブ4Kではなく1440pまたは1080pに落ちるものの、フレームレート重視で滑らかなプレイ体験が可能です。対戦では操作感の向上が実感でき、建築や即応バトルでは120fpsが有利と競技層に高評価です。
オーバーウォッチ 2
Overwatch 2は、「Framerateモード」で最大120fps出力に対応し、滑らかなプレイと高応答性を実現しています。さらに、VRR(可変リフレッシュレート)にも対応し、映像のティアリングやカクつきを抑制する設計です。
Digital Foundryによる検証では、「Framerateモード」は動的1440pで120Hz固定を目指しており、性能は“rock solid(非常に安定)”との評価があります。
Destiny 2
Destiny 2は、PvPモード「Crucible」でのプレイ中に120fps出力が可能とされ、高フレームレートで操作の滑らかさが話題です。
PS5版アップグレードによりネイティブ4K/60fpsが実現し、PvPでは120fps、PvEでは4K体験という使い分けが可能です。
MMORPG・オープンワールド系
Final Fantasy XIV
Final Fantasy XIVは、スクウェア・エニックスが手がける大規模オンラインRPG(MMORPG)です。定期的なアップデートにより新たなコンテンツが追加され、長く遊び続けられる作品です。
美麗なグラフィックと重厚なストーリーが魅力で、仲間と協力して強大な敵に挑む冒険が楽しめます。職業や種族の選択肢も豊富で、自分だけのキャラクターを自由にカスタマイズ可能です。
黒い砂漠
黒い砂漠オンラインは、パフォーマンスモード設定でフレームレートの上限を60fpsから120fpsに引き上げることが可能で、一部ユーザーから“ヌルヌル”と称賛されています。
ただし、これはPS4版の互換性版で適用された機能追加で、安定した120fps動作には現世代向けネイティブアップデートの実装待ちという状態です。最新の公式対応により、720~1080pレンダリングから1440pにスケールされるパフォーマンスモードでは比較的快適とされており、HDR非対応ディスプレイでも改善が見られるとの声もあります。
アサシン クリード ヴァルハラ

アサシン クリード ヴァルハラは、バイキングの戦士「エイヴォル」となって英仏の地を舞台に戦いと侵略を繰り広げるアクションRPGです。広大なオープンワールドで、村の発展、同盟構築、襲撃など多彩なプレイ要素が満載。
ステルス、白兵戦、遠距離攻撃を駆使して敵勢力を切り裂く爽快な戦闘が魅力です。物語は神話と歴史が交錯し、独自のヴィキング文化や「真実」の追求が深く描かれています。
ELDEN RING

ELDEN RINGは、フロム・ソフトウェアと小説家・脚本家の宮崎英高氏が手がけるダークファンタジーRPGです。広大で神秘的な「裂けた地」を自由に探索し、多彩なボスやモンスターと死闘を繰り広げます。
戦士・魔法使い・ローグなど多様なビルドで自分好みの戦闘スタイルを追求可能。緻密に描かれた世界観と深遠な物語が、プレイヤーを引き込む圧倒的な没入感を生み出します。
Witcher 3

The Witcher 3: Wild Huntは、ポーランドのCD PROJEKT REDが手がけるオープンワールドRPGです。主人公のウィッチャー「ゲラルト」となり、魔物狩りの依頼や複雑な人間ドラマが絡む濃密なストーリーを体験できます。
広大なマップには森、街、沼地など多彩なロケーションが存在し、探索と発見が絶えません。魅力的なキャラクターたちとの出会いや選択が物語に影響を与え、リプレイ性も非常に高い作品です。
DEATH STRANDING DIRECTOR'S CUT

DEATH STRANDING DIRECTOR’S CUTは、小島秀夫監督による独創的なアクション/配達ゲームの究極版です。荒廃した未来世界で、配達人サム・ポーター・ブリッジズとして「繋がり」を取り戻す旅に出ます。
新要素として、戦闘や移動が強化されたチャレンジモードや追加ストーリーが収録。その美麗なビジュアルと哲学的テーマが、圧倒的な没入感と深い余韻を与えます。
RTS・シミュレーション・建築系
Cities: Skylines II

Cities: Skylines IIは、Colossal Order開発・Paradox Interactive発売のリアル志向都市開発シミュレーションです。プレイヤーは最大441タイル(約159 km²)の広大な土地で、道路・電力・上下水道などインフラを構築し、気候・季節・市民のライフパスに対応した都市を緻密に運営します。
交通AIや混合ゾーニング、公共輸送・貨物輸送など多彩なシステムを駆使し、各地区に特化した政策も自由に設定可能です。ただし、膨大なシミュレーションゆえに高いPC性能を要求され、初期リリースでは最適化の改善が課題とされています。
The Sims 4
The Sims 4は、プレイヤーが自由にキャラクター(シム)を創造し、生活をデザインするライフシミュレーションゲームです。家の設計やインテリア、庭づくりなど、建築面での自由度が非常に高く、自分だけの世界を構築できます。
シムの感情や人間関係がシステム化されており、仕事・恋愛・趣味など多彩な人生を物語として体験できます。定期的に追加コンテンツや拡張パックがリリースされ、新しい職業・地域・衣装などで遊びの幅が広がり続けます。
アイアンハーベスト

アイアンハーベストは、第一次世界大戦直後を舞台にした“1920+”と呼ばれるディーゼルパンク世界で繰り広げられるリアルタイムストラテジー(RTS)です。巨大な歩行メカ「メック」や汎用歩兵、英雄ユニットを指揮し、資源拠点争奪と戦術的占領を通じたダイナミックな戦闘が楽しめます。
シングルプレイヤー向けには3勢力×21以上のミッションキャンペーンが用意されており、フレンドと協力できるマルチ/スカーミッシュモードも充実。キングアート開発ならではの緻密な演出、建物破壊やステルス要素を織り交ぜた戦術性の高さも魅力の一つです。
War Thunder
War Thunderは、航空機・戦車・艦船といった実在の戦闘兵器を駆使して戦う、Gaijin Entertainment開発のフリートゥプレイ・交戦型オンライン戦闘ゲームです。第二次世界大戦から冷戦期、さらには現代兵器まで幅広い時代と国家の技術ツリーが用意されており、アーケード・リアル・シミュレーターなど難易度別モードで楽しめます。
飛行機と戦車、艦船を組み合わせた協調戦闘が魅力で、クロスプラットフォーム対応によりPC・コンソール・モバイルを問わず友達と連携プレイ可能です。定期的な大型アップデートやイベント(戦史再現、ユーモア企画など)を通じて、新たな兵器やモードが継続的に追加されています。
リズム・アクション・ホラーなどその他のジャンル
Minecraft

Minecraftは、ブロックで構成された世界を自由に探索・建築・冒険できるサンドボックス型ゲームです。サバイバルモードでは資源を集めて生き抜く緊張感、クリエイティブモードでは無限の創造性が楽しめます。
マルチプレイにも対応し、友人と協力して建築や冒険を行うことも可能です。教育やプログラミングにも活用されるなど、年齢を問わず世界中で支持される名作です。
DayZ
DayZは、ゾンビが徘徊する広大なオープンワールドで生き延びる、ハードコアなサバイバルゲームです。プレイヤーは飢えや渇き、病気、他プレイヤーとの対立など、過酷な環境下での生存を強いられます。
装備や物資を現地調達しながら、緊張感あふれるPvPとPvEの要素が展開されます。リアルな天候や時間の変化、無線通信などの要素が、没入感の高いサバイバル体験を提供します。
Warframe
Warframeは、古代の戦士「テノ(Tenno)」となり、超高機動のバイオメカニカルスーツ「Warframe」を装備して銀河系を舞台に戦う、無料プレイのアクションRPG・サードパーソンシューティングゲームです。高い機動力を活かしたパルクール風アクションや銃・近接武器による激しい戦闘、そして多彩なWarframeの収集・強化要素が魅力です。
PvE中心の協力ミッションに加え、オープンワールド、スペース戦闘(Railjack)、PvPモードも実装され、幅広いプレイスタイルが楽しめます。継続的なアップデートで物語や新要素(恋愛システム導入の“Warframe 1999”など)が追加され、親しみやすいコミュニティを育む生きたサービスとして進化し続けています。
Among Us
Among Usは、宇宙船を舞台にした推理と裏切りが交錯するオンラインマルチプレイヤーゲームです。プレイヤーはクルーメイトとインポスターに分かれ、それぞれ任務達成と妨害・暗殺を遂行します。
会議中のチャットや投票で犯人を見抜く心理戦が最大の魅力です。シンプルな操作性と中毒性の高いゲーム性で、世界中の幅広い年齢層に人気を博しています。
PS5でキーボード&マウスを使う際の接続方法と注意点
PS5では、一部の対応ソフトにおいてキーボードやマウスを“直差し”で使用することが可能です。
ただし、全てのゲームで自由に使えるわけではなく、接続方式や設定、注意点について理解しておくことが大切です。このセクションでは、有線・無線それぞれの接続方法から、動作しないケース、アダプター利用時のリスクまで、キーボード&マウス使用時のポイントを詳しく解説します。
有線・無線キーボードの接続方法
PS5におけるキーボード接続はとても簡単で、基本的にはUSBポートに直接挿すだけで自動認識されます。USB有線タイプのキーボードはほとんどのモデルがドライバレスで使えるため、初心者にもおすすめです。
一方、Bluetooth対応のワイヤレスキーボードを使用する場合は、以下の手順で接続します:
- PS5のホーム画面で「設定」を開く
- 「周辺機器」→「Bluetooth機器」を選択
- ペアリングモードにしたキーボードを選択し、接続完了
Bluetoothキーボードは利便性が高い反面、ラグ(入力遅延)が起きることもあるため、対戦系のゲームでは有線タイプが無難です。
マウスの接続と設定の手順
マウスもキーボード同様、USBポートに直接差し込むことで認識されます。ゲーミングマウスや高DPI対応モデルも使用可能ですが、一部機能(サイドボタンやカスタム設定)はゲームによって無効化される場合があります。
接続後は以下の設定でカスタマイズが可能です:
- 「設定」→「周辺機器」→「マウス」
→ ポインター速度(DPI)や左右の利き手設定を変更できます。
ただし、ゲーム内での感度や視点移動には、ゲームごとの設定も併用する必要があります。
一部ゲームでの使用制限や動作不良に注意
PS5がハードウェアとしてキーボードやマウスを認識していても、ゲームタイトル側で非対応となっている場合、全く動作しません。例えば『APEX Legends』『GTA V』など、人気タイトルでもキーボード&マウス非対応のものは少なくありません。
また、以下のようなトラブルが報告されています:
- 入力はできるがマウスで視点が動かない
- 文字入力は可能だが、ゲーム操作には対応していない
- 起動直後は動くが途中で操作不能になる
対応ソフトであっても、アップデートにより挙動が変わる可能性があるため、使用前には必ず最新の対応状況を確認しましょう。
サードパーティ製アダプターを使う場合の注意点
XIM ApexやCronus Zenといったアダプターを使用すれば、本来非対応のゲームでもキーボード&マウスを擬似的に認識させることが可能になります。しかし、これには以下のリスクが伴います:
- 公式サポート外の使用方法となり、予期せぬ動作不良の可能性あり
- 一部ゲームではBAN対象となる場合もある
- 遅延や精度の問題により、かえってプレイしづらくなることも
特にオンライン対戦ゲームにおいては、不正検知の対象となる可能性があるため、自己責任での使用が求められます。
キーボード&マウスに非対応な人気PS5タイトル
PS5では一部のゲームソフトでキーボード&マウスの直差しによる操作が可能ですが、すべてのタイトルが対応しているわけではありません。中にはFPSやMMORPGのようにPCライクな操作が求められるジャンルでありながら、マウス・キーボード操作に非対応のタイトルも数多く存在します。
Apex LegendsやVALORANTが対応しない理由
APEX LegendsやVALORANTは、競技性の高いFPSタイトルとして非常に人気がありますが、現時点ではPS5版でのキーボード&マウス操作には対応していません。
その理由は主に以下の通りです。
- 公平性の維持
コントローラー勢とマウス勢が混在すると、操作精度に大きな差が出るため、マッチングバランスの崩壊を招きかねません。 - クロスプレイ環境の制約
APEXはPC・PS5・Xboxなどのクロスプレイを前提にしていますが、PS5側でのみマウスが使えると不公平感が生じる可能性があります。 - 開発側の意図的な制限
一部のeスポーツ系タイトルは、**公式に「マウス禁止」**と明言しており、開発ポリシーの問題でもあります。
これらの理由から、現時点でAPEXやVALORANTがPS5上でマウス&キーボード操作に対応する見込みはほとんどないとされています。
今後のアップデート対応に期待されているタイトル一覧
一部のタイトルは現時点では非対応ながら、将来的なアップデートでの対応が期待されています。とくにPCとPS5で展開している以下のタイトルでは、UIやインターフェースにマウス操作が馴染みやすいことから、今後の対応が注目されています。
今後の対応が期待されるタイトル
- Ghost Recon: Breakpoint
- The Division 2
- Rainbow Six Siege
- Diablo IV
- Cyberpunk 2077
- GTA V / GTA Online
- Hogwarts Legacy
- Monster Hunter: World / Rise
現時点では公式発表がないものの、ユーザーからの要望が多く、アップデートや次世代機対応時に機能追加される可能性はゼロではありません。
非対応ソフトで使える「XIM」「Cronus Zen」などの外部デバイスについて
「どうしてもマウスでプレイしたい」というユーザーの中には、サードパーティ製の外部アダプターを活用して非対応ゲームを擬似的に操作する方法を選ぶ方もいます。
代表的な製品には以下があります。
- XIM Apex
コントローラー信号を模倣し、PS5上でマウス&キーボード入力を可能にする。高精度で遅延も少ないが高価。 - Cronus Zen
複数のスクリプトやマクロ対応が可能で、より高度な設定もできる万能デバイス。ただし複雑な設定が必要。
ただしこれらの外部デバイスはPS5公式にはサポート対象外であり、以下のようなリスクがある点に注意が必要です。
- オンラインゲームにおける規約違反・BANリスク
- PS5のOSアップデートにより突然使えなくなる可能性
- 一部ゲームではマウス精度や遅延の不具合が発生することも
公式な利用が推奨されていないため、使用する際は完全に自己責任となります。
キーボード&マウスでプレイする際の注意点とよくあるトラブル
PS5でキーボード&マウスを接続してプレイする際、ゲーム体験が快適になる一方で、予期しないトラブルやゲーム側の制限に戸惑うケースもあります。特に、すべての入力が正常に機能するとは限らず、ゲームタイトルによって挙動に違いが出ることも。
一部キーが認識されない・動作しない
PS5で使用するキーボードによっては、一部キー(特にファンクションキー、メディアコントロール、マクロキーなど)がゲーム内で認識されないことがあります。これはゲーム側のキー割り当てが制限されている、またはOSが標準ドライバーとして認識していないことが原因です。
主な例
- 「Esc」や「Fキー」が使えない
- テンキーが反応しない
- WASDキーは動作するが、CtrlやShiftが効かない
対処法
- ゲーム内設定でキー割り当てを変更できる場合は再設定する
- 別のUSBポートに差し替えて再認識を促す
- 対応実績のある標準配列の有線キーボードを使用する
ゲーミングキーボードなど、独自ドライバを必要とする製品は動作しないことがあるため、シンプルなモデルのほうが安定性が高い傾向にあります。
遅延や感度設定が合わない場合の対処法
マウスを使ってプレイしていると、「ポインターが重い」「視点移動が遅すぎる/早すぎる」などの感度トラブルに悩まされることがあります。これはPS5のシステム設定とゲーム側の感度設定が二重で影響しているケースが多く、以下の手順で調整が可能です。
対処法
- PS5本体設定→「周辺機器」→「マウス」→「ポインタースピード」で調整
- 各ゲーム内の「感度」や「加速度」設定を調整
- 有線接続に切り替えることでBluetoothの入力遅延を回避
また、マウスにDPI切り替え機能がある場合、ハードウェア側の設定も併せて確認すると、より正確な操作感を得ることができます。
ボイスチャットやマルチプレイでの使用可否
PS5では、キーボード入力中にボイスチャットの操作が重なることによる不具合が発生することがあります。特にマルチプレイ中にチャット欄やテキスト入力を開いた際、マイクのON/OFF切り替えができなくなるケースや、入力モードが干渉する事例が報告されています。
また、ゲームによってはキーボード使用時にボイスチャットのUIが表示されないこともあり、マルチプレイでの連携に影響する可能性があります。
対処法
- ボイスチャット設定を「常時ON」から「手動切り替え」に変更する
- USB接続のマイクやヘッドセットを使用することで干渉を回避
- キーボード使用中は「チャット欄を開かない操作ルール」を意識する
まとめ
PS5では、対応ソフトに限ってキーボード&マウスを直接接続して使用することが可能です。とくにFPSやMMORPGなど、精密な操作やチャット入力が求められるゲームでは、マウスやキーボードの導入により大きな快適性向上が見込めます。
一方で、すべてのタイトルが対応しているわけではなく、非対応ゲームでは操作がまったく反応しないこともあります。また、外部アダプターを用いた代替手段も存在しますが、BANリスクや動作保証の問題があるため使用には十分な注意が必要です。
この記事では、直差し対応のおすすめゲーム14選をジャンル別に紹介し、あわせて接続方法・注意点・トラブル時の対処法も解説しました。これからPS5でキーボード&マウス操作を試してみたい方は、対応ソフトを確認した上で、ぜひ快適なゲーミング環境を整えてみてください。